家族が一堂に会して食事や会話を楽しむ家族団らんの時間は、いつの時代も心が温まるもの。家族で集まって過ごす時間は、それぞれの絆を感じられる大切な時間で、心地のよいものですよね。家族団らんの時間では、会話などのコミュニケーションで家族の絆が生まれ、赤ちゃんの成長にもいい影響を与えます。この記事では、家族団らんの現状や、団らんの時間がもたらす赤ちゃんへの影響などにスポットを当ててご紹介していきましょう。
家族団らんとは
家族団らんとは、それぞれが集まってお互いの顔を見合わせるように集まり、談笑などをしながら一緒にいる時間を楽しむことです。しかし、子どもが小さいときお父さんやお母さんは働き盛りで、最近では核家族化が進んでいるのもあり、なかなか家族でそろうことができないという人も多くなっています。ここでは、家族団らんの意味やどんなことが行われているか、近年の実情などをご紹介していきます。
家族団らんの時間を持つ意味とは
「団欒(だんらん)」には、集まった人たちが内側を向いて丸く円を描くように並んで座ることという意味があります。一緒に食事をしたり、テレビを見ながら雑談をしたりなど、家族が同じ空間で他愛もない会話やコミュニケーションを交わすことは、心温まる時間ですよね。理想は家族全員がそろうことですが、最近では両親共働きで時間が合わなかったり、赤ちゃんの寝静まった後になってパパが仕事から帰ってきたりと、家族全員の予定を合わせることが難しい家庭が多いのが実情。そんなときは、無理に家族全員がそろわなくてもいいので、集まった人だけで一緒にいる時間を大切にするようにしましょう。
まだ言葉の話せない赤ちゃんでも、お父さん、お母さんの楽しそうに話す声や家の中の明るい雰囲気は感じ取ることができます。家族でいる時間を心地よいと思えるようになれば、情緒の安定やさまざまな発達にもいい影響を与えてくれますよ。
赤ちゃんとの家族団らんではどんなことをする?
- 食事
- テレビを見ながらの雑談、コミュニケーション
- 同じ音楽を聴いて楽しむ
- お風呂に入る
家族団らんと言われてはじめに思いつくのが、食卓を囲んで食事をするシーンではないでしょうか。食事中は、座ってお互いが顔を見合わせることができ、談笑しながら過ごす時間は、一日のうちでもっとも落ち着いて家族と向き合うことのできる時間。赤ちゃんの離乳食が始まっていてもそうでなくても、食事のときに同じテーブルを囲むことは意味のあることです。テレビを見てゴロゴロしたり、一緒にお風呂に入ったりすることなど、積極的に赤ちゃんとのスキンシップを楽しむ時間は、大人にも赤ちゃんにも有意義なひと時になりますよ。
一家団らんが「週0回」の家族も!
「一家団らんに関する意識と実態調査」では、家族全員で団らんをする時間は週に何回あるかについて質問したところ、週平均は2006年の2・6回→2018年には3・8と1・2ポイントあがりました。また「週7回」は過去最高で一番高い27%です。しかし「週0回」をみてみると7・2ポイントもあり、こちらも過去最高の結果になっています。家族団らんがある家庭とほとんどない家庭が大幅に増加しています。
半数近いお母さんが42・7%と「毎回」の家族団らんを希望しています。実際「週7回」の家庭が27%ですので、家族と共に過ごす時間を持ちたくてもなかなか難しいというのが現状のようです。
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30台後半、中学生と小学生の子育て中です。
平日はライター業、週末はウェディングMCとして、実質週7フル稼働中。
「言葉よりも姿勢を見せる」をモットーに、母親の一生懸命さから何かを学んでくれればなぁと期待していますが、なかなかうまくいかないものですね。そんな時は、コストコ、イケアでのショッピングと、たまのエステでストレス発散! しています。笑
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