楽しい保育園生活のために!夜泣きの対処法
これから続く長い保育園生活。そして仕事と育児の両立のためには、夜泣きをなんとか解消したいものです。「コレをすれば絶対に収まる」という必勝法はないものの、睡眠改善のためにできることがあります。また、お子さんの今の状況を園に共有することも大切。夜泣きの対処法をご紹介します。
夜泣きのお悩みは担任の先生に相談
家で起きた出来事だからと、保育園の先生に言わずに過ごすのはおススメしません。担任の保育士にとって、その子の睡眠は大切な事柄です。「前日に夜泣きをしてしばらく起きていた」…といった情報があれば「午前の活動中に眠くなってしまうかも」といった予測が立てられ事故防止にもつながるでしょう。お昼寝が長すぎると疑われる場合…(他の園児と比べて一人だけ長い、体力が余って夜寝付けないなど)もご相談を。お昼寝明けに、いつもや優しく起こしているところを、少し大きめの声で起こしてみる…といった対策をとってくれるかもしれません。なお、午睡自体は子どもの体調管理に重要であるため、希望が通らない場合もあります。それでも情報交換の価値はありそうです。
睡眠の妨げになることを減らそう
一般的に睡眠の質を下げるといわれている事柄は、大人だけでなく子どもにも有効。グッスリねんねに向けて環境を整えてみませんか。
朝は早起きで日光を浴びる
保育園に行かない週末も、早寝早起きの習慣でリズムを整えましょう。
モニター類を遠ざける
TV、スマホ、タブレットなど。保育園からの帰宅後、家事をしている間などスクリーンタイムが習慣になっている場合は、ぜひ見直しを。
就寝前1~2時間はリラックスタイム
照明を暗くする、電子機器の音を消すなど、就寝に向けてトーンダウンしていきましょう。音の鳴る玩具も、さりげなく目の届かないところへ。
会話とスキンシップを
降園後は「保育園楽しかった?」「おかえりなさい」などの声かけとともに、積極的なスキンシップを。寝る直前に軽くマッサージをしたり、撫でてあげるのも良いでしょう。
夜泣きしてしまったらどう対処する?
どれだけ気を遣っていても夜泣きをしてしまうこと、ありますよね。そんなときの対処法をご紹介します。
(1)まずは様子をチェック
急に抱き上げるのではなく、少しの間待って状態をチェック。泣いていてもまだ完全には覚醒しておらず、そのまま眠りに戻る場合もあります。泣き方や顔色などを見ましょう
(2)抱っこしてゆらゆら
泣き止まな場合、抱っこして背中をトントンしたり、ゆらゆらしたり。この後に授乳する場合も少しの間抱っこするのがおすすめ。離乳期に向けた練習になります。
(3)授乳
おっぱい、ミルクは量が肝心です。飲ませすぎは胃が圧迫されて寝付けなかったり、吐き戻しの原因になるため、ほどほどに。
(4)寝ない場合は気分転換を
夜泣きからバッチリ目が覚めてしまった場合は次に眠るまで時間がかかりますよね。 おくるみに包んでしばらく抱っこしたり、歌をうたったりしてリラックスさせましょう。1歳以降の場合は、「しばらく親子でお喋りをする」「諦めて一緒に遊ぶ」といったご家庭もあるようですよ。
おわりに
一日の疲れでグッスリ寝ている夜中、子どもの鳴き声で起こされるのは辛いですよね。抱っこしたり、授乳したり。あやしている間にウトウト。「早く夜泣き終わって~!」と感じる瞬間です。入園後の夜泣き対策には、生活環境とリズムを整えてあげることが大切です。保育園とも連携しながら、この夜泣きの時期を乗り切っていきましょう。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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