タワマンカーストに振り回されない方法
実際にタワマンカーストが存在するマンションに住んでいるとしても、わざわざカーストに組み込まれていやな思いをする必要はありません。自分がカーストの上位にいたとしても、狭いマンションのさらに狭い人間関係であり、実益はゼロです。タワマンカーストに振り回されない方法を考えてみましょう。
情報開示は最小限に笑顔で挨拶
マウンティングをやめられない人々は、ささいな情報をもとに勝手な判断をします。隣人が本当に心許せる人かどうか、すぐにはわかりませんね。まずは、情報開示は最小限にとどめておくことをおすすめします。これは、猜疑心を持って人と接しなさいということではなく、なんでもかんでもしゃべる必要はない、ということです。天気の話、社会の出来事など、当たり障りのない会話でも、言葉のはしばしに人柄が感じられる部分を探しましょう。カーストに巻き込まれても気にしないで!という人もいます。もちろん強い精神力があればそれでいいのですが、陰口やうわさを耳にすると誰でも悲しく、いやな気分になります。子どもが3~4歳になるころまでは、無理にお友達を作ってあげる必要はありません。親子の時間をしっかり楽しむつもりでいてください。周囲には、笑顔で挨拶しておけば十分です。
団結のキーワードは「防災」
タワーマンションには、さまざまな住人がいます。経済的な格差も多少はあるでしょうし、価値観もいろいろです。しかし、どんな人にも大きくかかわる問題で、大切なことがあります。それは、「防災」です。タワーマンションは耐震性も高く、災害に強い構造になっていますが、被災時には上層階ほど生活が困難になる可能性があります。水の問題、食料の問題など、災害への備えは大きなマンションほど、よく考えておかなくてはなりません。ひとたび災害が起これば、カーストなど小さなことにこだわっている場合ではないですね。分譲だから、賃貸だからという区別も意味がありません。タワマンカースト的会話をふられたら、「そうなの?」と聞き流して「お水の備蓄とかしている?」と返してみてください。相手にならないと思って離れてくれるなら、かえってそのほうが気楽です。
おわりに
タワマンカーストに巻き込まれているという人は、圧倒的に女性が多いのではないでしょうか。女性は子どもの保護者として地域とかかわる機会が多く、タワマンカースト=ママカーストというケースが多いのです。いずれも、男性が育児や地域に積極的にかかわることで、空気が少しずつ変わっていく可能性があります。まずは笑顔で挨拶、無理なつきあいはせず、家族で楽しむことを第一に考えてみてください。
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