赤ちゃんの健やかな成長を見守るための「乳幼児健診」。いつごろ案内がきて、どこで受ければいいのでしょうか?乳幼児健診の実施法は自治体によって異なりますが、通常は複数回にわたって実施されます。また、集団検診の場合は指定の持ち物に加えて、ぜひ持っていきたいグッズもありますよ。
この記事では子どもの乳幼児健診について、その時期や持ち物をご解説。予定が合わなかった場合、いつまでに受ければいいのか?という疑問にもお答えします。
乳幼児健診はいつ・どこで受ける?
赤ちゃんが誕生して1カ月後に受ける産後検診。その後にやってくるのが乳幼児健診です。産後検診は出産した病院で受けていたのに対し、乳幼児健診は自治体によって実施されます。
とはいえ、詳細はと言うと、「対象となる児童を扶養する家庭に事前に案内します」とホームページなどに掲載されている程度で、いつ知らされるのか予想ができないことも。ここでは乳幼児健診について、具体的な時期や内容を見ていきましょう。
1回で終わりではない!乳幼児健診の時期
乳幼児健診の時期は自治体によって異なります。1年の中で開催時期が限定されているわけではなく、赤ちゃんの月齢に合わせて実施され、出生届を出した自治体から後日案内がくる形となります。
たとえば北海道札幌市では生後4カ月、10カ月、1歳半、3歳、5歳で実施。
一方お沖縄県那覇市では、3カ月、9カ月、1歳10カ月~11カ月、2歳9カ月、3歳9カ月で実施しています。
こんな風に地域によって対象となる月齢・年齢が異なりますが、おおむね生後半年以内に初回の検診が実施され、1歳になるまでに2回目。そして1歳台で3回目、という形をとっている自治体が多いようです。
集団検診と病院でうける個別の検診
乳幼児健診には保健センターなど所定の場所で受ける集団検診と、自治体が提携する医療施設で受ける個別検診があります。生後半年内に受ける初回の乳幼児健診は集団で実施されることが多いようです。
集団検診の場合は会場と実施日、そして受付時間があらかじめ通知されます。代替の日時も記載され、万が一都合がつかない場合はそちらを選択できるスタイルが一般的でしょう。また、個別検診の場合は、ご自身で直接予約をとる形となります。
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乳幼児健診に必要な持ち物とは?
乳幼児健診のために特別に購入したりして準備するものはありません。母子手帳と身の回り品など、所定の持ち物はごく少ないはずです。
とはいえ、当日は順番確保などの問題もあり、万が一忘れ物を取りに行くとなると焦ってしまうかもしれません。前日までに自治体からの案内を確認し、忘れずに準備しておきましょう。
乳幼児健診に持参する基本の持ち物
乳幼児健診で一般的に指定される持ち物は次の通りです。
- 乳幼児健診の案内書
- 受診表
- 母子手帳
- 歯ブラシ(歯科検診がある場合)
- 替えのおむつ(体重測定後に使用)
(1)と(2)は自治体から送付される書類一式に含まれるものです。(2)受診表には子どもの様子を予め記載する問診票なども含まれます。
子育てに関するアンケートや家庭で行う視力検査・聴力検査の結果を記入する場合もあり、手間がかかるかもしれません。これも余裕をもって準備しておきたいですね。
集団検診では待ち時間を見越した持ち物
集団検診で気になるのは、なんといっても待ち時間の長さ。会場によってさまざまですが、当日の受付順に案内されるケースでは順番の確保が重要です。混みあう時間だと1時間以上待たされるということで、朝イチに狙いを定めて受付するママ達の姿も。最近は感染症対策のため、管理番号などをふって指定された時間枠に集まるスタイルも多いでしょう。
いずれにせよ待ち時間が長くなることは見越しておきたいもの。検診項目が多いため、1か所終わればまた次の順番を待つ作業を繰り返します。さらに講習用の動画を見たり、保健師や歯科医師による講座があったり。
1つ1つはさほどの長さではありませんが全体では案外時間がかかり、泣き出す子どもも多数。
予備のおむつや着替えはもちろん、絵本や音の鳴らないおもちゃをバッグに入れておくと安心です。合わせて、検診が昼食やオヤツの時間と被る場合はその後の授乳や食事の段取りもしておきましょう。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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