3歳児以外の年の差だと育児はどうなる?
きょうだいを作る上での年の差は、他にもあります。それぞれのメリット・デメリットについて、以下に簡単に見ていきましょう。
1歳差の育児のメリット・デメリット
1歳差の育児となると子どもが小さいうちは体力が必要ですが、次のようなメリットとデメリットがあります。
<メリット>
・子育て期間が短くて済む
<デメリット>
・子どもが小さい頃の、母親の身体と心の負担が大きい
若いうちに子どもを作るとなると、年子でも母親の体力があれば乗り切れることでしょう。ただし小さい子どもが複数いるとなると、その時期は本当につらくなります。周りのサポート体制がしっかりしていれば、母親にとっても心強いですね。
2歳差の育児のメリット・デメリット
2歳差と言っても、1歳差とさほど変わらない状態になることでしょう。
<メリット>
・1歳差で産むよりは、2歳差のほうが出産時に少し楽
※出産が楽ということではありません。
<デメリット>
・上の子が十分成長していないので、赤ちゃん返りや下の子への嫉妬が強く出る場合がある
立て続けに産むよりは、母親の身体への負担が多少軽減されますが、その後の育児は1歳差とほとんど変わらないかもしれません。
5歳以上の育児のメリット・デメリット
5歳以上の育児には、次のようなメリットとデメリットが考えられます。
<メリット>
・上の子が下の子の面倒をしっかり見てくれる
<デメリット>
・育児期間が長くなり、下の子の子育てが大変
年齢が開けば開くほど上の子が下の子を見てくれますが、その分自分の年齢も上がっているため、下の子の子育てが体力的につらいという部分が大きなデメリットとなります。それがつらい方はなるべくなら4歳程度までの年齢差できょうだいを作ってあげられると、親の体力的な負担が減ってくるでしょう。
おわりに
3歳差の育児は、経済的負担が大きいということがママたちの間でも大きなデメリットとされているようです。一方で、経済的な余裕がある家庭は、3歳差でもメリットが強く感じられると思います。一般的な家庭では、4歳差の育児が一番余裕を持てるという声も多いです。すでに1人目の子どもがいる家庭も、まだ子どもがいない家庭も、こうした家族計画については話し合っておくと良いですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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