中学受験を勝ち抜いて、念願の中高一貫校へ進学!憧れの学校に通い始めてみると同級生はみんな優秀で成績がどんどん下がってしまい、落ちこぼれてしまう生徒も少なくありません。もし自分の子どもが中高一貫校の授業内容についていけなくなってしまったら、どうすればよいのでしょうか。そうならないための対策と、落ちこぼれてしまったときの対策をまとめてみました。
中高一貫校で落ちこぼれない勉強方法は!
中高一貫校に在学しているということは、中学受験を経験していると思います。であれば毎日の勉強習慣は十分すぎるほどついているはずです。ではどうして、中学生になると成績が伸び悩んでしまうのでしょうか?その秘密は毎日の勉強方法にあるかもしれません。
「中学受験」のための勉強方法は忘れる
小学生時代、中学受験のために毎日たくさんの勉強をしていたと思います。中学受験のための勉強が中心で、学校の勉強はおまけ程度に抑えていませんでしたか?正直、受験勉強をしていると小学校の授業内容は簡単すぎて退屈だったでしょうし、むしろ塾の宿題や模試対策に力を入れていたと思います。その意識が、中学校進学後も残っているのかもしれません。学校の教科書などより、市販の難解な問題集をするほうが良いと思っているのなら、意識改革が必要です。中高一貫校の授業は、当然ながら小学校とは比べものにならないくらい、進度が早くて難解です。
学校の勉強をがんばる方向へシフトチェンジ
中高一貫校は基本的に大学受験のための力をつけるために、6年間のカリキュラムを組んでいます。そのため学校の勉強をしっかりこなすことが出来れば、塾なしでも憧れの大学に合格することだって夢ではありません。それくらい授業内容は濃度が高いものとなります。宿題はもちろん、予習も復習もしっかりとこなすことが大切です。市販の問題集をするのは、それらが完ぺきにできてからでも遅くはありません。まずは学校の勉強をしっかりとがんばることが必要です。
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中高一貫校で落ちこぼれてしまったと気づいたら
勉強方法が確立できず、気づくと落ちこぼれていた場合は、早めの対策が必要です。中学受験に成功したプライドもあるでしょうが、それはいったん置いておいて、落ちこぼれてしまったことを認めてすぐに行動を起こしていきましょう。
「深海魚」にならないように早めに対策
難関中高一貫校の下位層の生徒のことを「深海魚」といいます。ずっと「深海魚」の状態にいると、子どもも「自分は落ちこぼれだ」と諦めた心になってしまいますし、そうなると浮上はなおさら難しくなります。中学生になったからと子どもにすべてを任せずに、親も成績はきちんと把握しましょう。成績が振るわないなと感じたら、まずは学校の勉強の仕方を見直します。必要であれば、1年生の初めから勉強しなおしてみるのもおすすめです。しかし中学3年生や高校生になってから、中学1年生の勉強からやり直すのは大変ですので、早め早めの対策が肝心です。
学校の先生への相談は必ずしておく
学校の成績なのですから必ず担任の先生に相談をし、フォローをお願いしましょう。しかし学校によっては、希望する答えや対応が返ってくるとは限りません。なぜなら生徒たちみんなを落ちこぼれないようにフォローする学校もあれば、成績上位層をいかに難関大学へ入れるかを重視している学校もあるからです。前者の学校であれば、学校の先生方が強い味方になってくれますが、後者の学校であれば、個別指導の塾や家庭教師に相談する必要があるかもしれません。しかし熱量の違いはあれども、担任の先生に「今の成績を改善したい」気持ちを伝えておくことはとても大切です。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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