羽生結弦選手を始め、日本人選手の活躍でいっそう人気を増しているフィギュアスケート。お稽古ごととしても人気で、憧れの選手を目指してスケート靴を履く子も増えているようです。「子どもをフィギュアスケートの選手に」と考えるママ、パパもいることでしょう。フィギュアスケート選手になるためにはどうすればよいのか、また気になる費用についてもご紹介します。
スケート開始からクラブ生になるまで
本格的に選手を目指す場合、フィギュアスケートクラブに入って専属のインストラクター(コーチ)によるレッスンを受けるのが一般的です。まずは、スケートを始めてからクラブに入るまでの道のりとおおよその費用からみていきましょう。
まずは各リンクで開催されるスケート教室へ
本格的にスケートは選手を目指すなら、3〜5歳くらいが始めどきだといわれています。まずは最寄りのスケートリンクに行ってスケートを体験した後、リンクで実施されているスケート教室に参加するケースが多いようです。技術をより上達させたい場合、専属のインストラクターに個別の指導を受けます。さらにうまくなりインストラクターからの推薦が得られると、クラブに所属することができます。フィギュアスケート選手として大会に出るには、日本スケート連盟に登録しているフィギュアスケートクラブへの所属が必要です。
スケートを始めた段階でかかる費用は?
スケート教室は、週1回60分のレッスンで貸し靴代も含めて月に5000〜1万円程度のところが多いようです。ただし専属のインストラクターに個人指導を受けるようになると、指導料とレッスン時間分の滑走料(リンク使用料)・貸し靴代がプラスされます。指導者によって額は変わりますが、指導料のおおよその目安は30分3000円前後、滑走料・貸し靴代が1回あたり約3000円です。回数券やフリーパスを利用する人もいます。
合わせて読みたい
選手としてクラブに所属、競技者を目指す
フィギュアスケートクラブに入ることができたら、いよいよ本格的に選手を目指した取り組みが始まります。インストラクターの指導のもと、協会のバッジテスト(競技能力検定)や競技会出場を目指して練習をしていきます。
バッジテストで級を取得し大会出場を目指す
クラブに入会したら、まずバッジテスト初級取得を目指すのが一般的です。級を取得したら、次は取得級に合わせた競技会に出場することが目標になります。小学生はノービスクラス、13歳からジュニア、15歳からシニアの競技会に参加しますが、参加するためにはバッジテストと呼ばれる技能検定を受検し、出場に必要な級を取得することが必要です。級には初級から8級までがあり、国際大会に出場するには7級以上を取得していなければなりません。競技会では、始めは1分間のフリー演技のみです。級に合わせて構成された振り付けを練習し、競技会に臨みます。
ノービスクラスの間にかかる費用は?
クラブに所属しノービスクラスの競技会に参加する場合、年間の費用はどのくらいかかるのでしょうか。まずクラブへの登録に年間50万円前後が、またレッスン代や滑走料などで月に15〜20万円が必要になります。スケート靴代は、革靴の部分とブレードと呼ばれる刃の部分とを合わせて安くても8〜10万円で、成長や練習量にもよりますが年に1回は交換が必要です。競技会用の衣装は一番安いものでも10万円前後が相場で、振り付けと楽曲代にはそれぞれ5万〜10万円程度がかかります。ここまでを最も安い金額で合計すると258万円(年間)になりますが、そのほかにもバッジテストの受験料や大会参加費、遠征費などの費用も必要です。
合わせて読みたい
メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。