歴史好きな子どもになる!おすすめ本
歴史好きにするきっかけづくりについてご紹介しましたが、きっかけの一つとしてやはり「本」は外せません。マンガ・小説問わず、歴史をテーマにした本は数多くありますが、筆者が実際に読んだものの中からご紹介したいと思います。
定番!歴史の流れをつかみたいなら
『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』全24巻(小学館)
1981年の初版発売以来、改訂を重ね、2020年には累計2060万部を突破した歴史漫画の草分け。旧石器時代から平成時代までを22巻で追い、読みごたえ十分です。別巻として人物事典と史跡・資料館事典が1巻ずつ付いています。考古学的な知見も描写に盛り込まれ、子どもだけでなく歴史の学び直しをしたい大人にもおすすめ。
『日本史探偵コナン 全12巻セット』(小学館)
上記の「少年少女~」はハードカバーの装丁なので、1冊1冊がとても重いのがデメリットです。こちらのシリーズは、ソフトカバー仕様で1冊が薄く、子どもが読むのにおすすめ。「過去の世界にタイムスリップした少年と少女がコナンの助けを借りて、歴史を旅しながら現代に戻ろうとする」という設定です。文字が大きく、フリガナもついているので、小学生低学年から読めます。
ほかにも、学研や集英社、講談社、KADOKAWAなどの大手出版社から通史(歴史の流れを追う)もののシリーズが発刊されています。
『オールカラー マンガで楽しむ!日本の歴史大事典 人物&エピソード』(ナツメ社)
時代順に歴史上の人物を並べた事典で、人物の解説がマンガになっています。人物解説マンガは多くても1見開きのボリュームなので、短時間で人物の概要がサクッと押さえられます。
見ているだけでも楽しいヴィジュアル系
『ヴィジュアル歴史百科』(DK社)
古代から現代まで、世界史のさまざまなテーマを見開きのイラストやCGで紹介した本。海外で出版されたものの日本語版なので、日本の歴史に関する部分は多くありませんが、とにかく見ていて楽しい本です。
『図説 日本史通覧』(帝国書院)
高校の日本史の授業用教材ですが、書店やネットで購入できます。時代ごとに年表や地図、人物関係図などが盛り込まれ、大河ドラマや歴史ドキュメンタリーのお供に最適。授業で使うものなので読む面白みは少ないですが、パラパラめくるだけでも勉強になります。高校の授業レベルですが、小学生高学年なら自学の資料として使えます。
おわりに
子どもを歴史好きに育てたいなら家の歴史を話してあげたり、歴史がテーマになっている本をプレゼントしたりして、親が歴史を身近に感じさせてあげることが重要です。また年表や地図をテレビのそばに置いて、歴史を題材にしたドラマやドキュメンタリーを見るときに参考にしながら親子で話をするのもおすすめです。
親子で楽しみながら、歴史好きになってくださいね。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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