海外の国々の飛び級制度について
日本でも子どもの個性に合わせた教育について考え始められています。すでに飛び級制度を導入している海外の国々では、どのように制度を運用しているのでしょうか。
子どもたちの才能を伸ばすさまざまな制度についてご紹介していきます。
アメリカの飛び級はどんな制度?
飛び級制度といえば、アメリカの話題をよく聞きますよね。
ニュースになっているのは、本来であれば小学校に所属する年齢の子どもが大学へ入学したり卒業したりするという内容ですが、実際には小学1年生が2年生や3年生のクラスへ飛び級する、中学生が高校に所属するといった飛び級が多いようです。
また、学年丸ごと飛び級するパターンと、算数のクラスだけなど、科目によっては上級生のクラスに所属するパターンもあります。
州によって飛び級制度に微妙な違いがあるのも特徴です。
お隣の韓国では「英才教育振興法」が
教育大国とも言われる韓国。
2000年には「英才教育振興法」が制定され、2002年に施行されました。「英才教育振興法」の「英才教育」とは、生まれつき才能が優れている人間(英才)を対象に、それぞれの能力や素質に合わせたその子のための教育です。
この英才教育は無償の高校までの地域の教育施設で放課後特別授業が行われる「英才学級」、小中学生対象の「英才教育院」、そしてエリートを輩出するための高校生対象の「英才学院」にて行われます。
また、韓国では、小学校や中学校の早期の進級や卒業、さらに5歳から小学校へ入学できる早期入学などの飛び級制度もあります。
おわりに
日本ではまだ海外のような飛び級制度が実施されることはなさそうです。
しかし、クラス全員で画一的な授業をするのではなく、ICTなどの技術も取り入れつつ「個性に合わせた教育」を取り組む動きは見られます。
日本国内でも海外留学でも、子どもに合わせた教育を受けさせるにはどうすれば良いのか、親もしっかりと考えていきたいですね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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