通常学級を受けて、週に何時間か別の教室で教育を受ける「通級指導」とは?

通級指導の担当者はこんな役割も

学校の先生と子どもたち
通級指導教室を担当している者は、担任からの相談に対応したり、学年会等で支援の仕方や教材提供について検討をしたりするなど、特別支援教育担当としての専門性を生かし、さまざまな役割を果たしています。さらにこんな役割もありますよ。

担任からの依頼で行う個別指導や少人数指導

通級指導の担当者が児童の個別指導を担任から依頼された場合には、担任の意向はもちろん児童本人の意見も聞き入れて支援すべき内容を把握しながら指導内容を考えます。また、少人数で指導を行う場合は、意見の言い方やソーシャルスキル、友達との関わり方を学ばせるなど、小集団で行う授業の特性を生かし、指導の内容を考えているのです。

校内委員会に協力を図り専門知識を活用する

通級指導の担当者は、学年会や担任からの情報・相談を踏まえて児童について知り得た情報は校内委員会へ提供することもあります。校内委員会の話し合いでは、教室内における支援方法や必要な教材について意見やアイデアを提供するなど、これまでの経験を生かし、特別支援教室の担当者として役割を明確にする体制を整えています。

保護者からの生活・教育相談も受けます

担任からの依頼などにより保護者の相談を受ける場合、一方的な指導や助言では保護者が不信感を抱いてしまうため、児童の様子や相談内容について情報を得るなどの体制を整えています。保護者との信頼関係を作り上げながら、時には専門機関について情報を提供するなど、自分の子どもに不安を抱えた保護者への支援も欠かせません。

おわりに

いかがでしたか?通級指導における基本的なこともそうですが、通級指導教室の担当者がさまざまな役割を担いながらいかに家庭や学校を支えているかがわかりますね。保護者の方も通級に対して正しく理解していくことがさまざまな選択をするときのプラスになるはずです。

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