双子育児は、「大変だけれど楽しみも2倍!」と経験者からよく聞きます。でも、初めてのお子さんが双子だと、何もかもがわからないことばかりで困ってしまいますね。特にベビーグッズの選び方、買い方には頭を悩ませるところ。双子だから同じものをふたつ?それとも予算を優先して選ぶ?今回は、双子ちゃんには必須のアイテム、ベビーカーの連結についてご説明します。
双子に向いているベビーカーはどのタイプ?
ひとり用のベビーカーは、新生児から使えるA型、首が据わってから使えるB型、チャイルドシートを兼ねている複合型と、いくつかの種類があります。双子の場合は、横型、たて型、連結型という区分けになります。双子用のベビーカーは、重量10㎏オーバーのものがほとんどです。
双子が隣に並ぶ横型タイプ
街で見かけると、「わあ!双子ちゃんだ!」と思わず顔がほころぶのが、ふたりが並んで座っている横型のベビーカーです。横に並んでいるので、お互いが顔を見合わせておしゃべりしたり、おもちゃを譲り合ったり、コミュニケーションをとって仲良く過ごせます。時々けんかも起こりますが・・・。平等感は◎です。地域の方から声をかけられることも多く、「双子育児の醍醐味(だいごみ)を味わえる」と人気があります。一方、「狭い歩道では使いにくい」という声も。
双子が前後に並ぶたて型タイプ
年子のお子さんにも使えるのが、双子を前後に並べるたて型タイプ。前の席を取り合う事態になりかねないのですが、ママに近い後部座席も意外に人気のようです。幅はひとり用と同じなので、マンションの廊下やエレベーターでも使いやすいのが特徴的。実際使用している方からは、「改札も楽々!」との声もあります。「前の座席はお座りができるようになる生後6カ月から」という使用制限があるものが多く、注意が必要です。
ベビーカー連結タイプ
ひとり用のベビーカーをつなげて使うことができるタイプです。もともと連結して使うことを想定された製品も販売されています。また、別メーカーのベビーカーをつなげられる汎用(はんよう)ジョイントもあります。「ストローラーコネクター」「連結アダプター」などの名称で探せるでしょう。
合わせて読みたい
連結タイプはどちらが便利?
連結タイプは、いまのところ横に並べてつなげるものしか見当たらないようです。たて型に連結できるアダプターもないようですので、連結タイプを選ぶなら、双子の並び方は横並びになるということですね。最終的にはバラバラにして使えるので、車輪はそれぞれ四つついています。連結部分があるので、一体型の横並びベビーカーと比べて、横幅は広めになるケースが多くなります。
連結を想定しているタイプ
もともと連結を想定しているタイプのベビーカーは、専用のジョイントが用意されています。ハンドルの横と、前後の車輪上部を連結して使うようになっています。専用に作られたジョイントですので、急に外れたり、パーツの太さが合わなくて困ったり、というトラブルはほぼないと考えられます。連結したままサッとたためるなど、使い勝手がいいように工夫されています。
別々のベビーカーを連結するタイプ
まったく別のメーカーのベビーカーを連結できる汎用(はんよう)ジョイントもあります。構造的には、ハンドル横と前後の車輪上部のポールを連結して使うようになっていて、専用のものと大差ありません。いくつかのポールの太さにも対応できるものがあり、便利です。プレゼントやおさがりのベビーカー同士をつなげられるという点がうれしいですね。「上の子のベビーカーが1台ある」というご家庭にはおすすめできます。
合わせて読みたい
子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。