産後うつが疑われる場合の対処法
産後、あまりにもひどい落ち込みを感じたり、無気力感に襲われたりする場合は産後うつを発症しているかもしれません。産後うつは赤ちゃんへの虐待やママ自身の自殺願望など、取り返しのつかない事態を招く危険性があります。幸福が一転不幸のどん底、そのような状況を避けるためにできることを見ていきましょう。
地域の助産師さんや保健師さんに相談する
産後には多くの自治体で助産師さんや保健師さんによる家庭訪問を実施しています。赤ちゃんの発達具合を確認すると共に産後ママの心身の健康状態もチェックしてくれます。助産師さんや保健師さんはママの味方です。つらいと感じる気持ちをそのまま伝えればしっかりと受け止めてくれますよ。経過観察が必要となればその後も定期訪問してくれますし、医療の介在が必要と判断すれば必要な機関につないでくれるので安心して頼りましょう。
心療内科・精神科など医療機関に相談する
心療内科や精神科の受診には抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、思いきって相談することで問題が解決することは少なくありません。特に完璧主義で頑張り屋さんのママは自分が置かれているつらい状況を我慢してしまう傾向があり、かえって事態を悪化させてしまうこともあります。産後ママの心の悩みはほとんど一過性のものですが、医療機関で話を聞いてもらうだけで「自分がどれほど疲れていたか」「精神のバランスを崩していたか」に気付く機会にもなるでしょう。つらい時は我慢せずに医療機関を受診されることをおすすめします。
夫婦関係の変化でパパも産後うつになる!?
産後の心の悩みはママに注目が集まりがちですが、実はパパも急激な環境の変化や妻の変化に戸惑い「産後うつ」のような症状が現れることがあります。日々の仕事に加えて慣れない育児や家事のフォローで、パパも食欲不振や睡眠不足となり疲れて怒りっぽくなったり夫婦げんかが増えたりします。産後ママは自分と赤ちゃんのことで精いっぱいになってしまうのは仕方ないことですが、パパにも産後うつが起こりうる、ということは心の片隅にとどめておく必要がありそうです。
おわりに
産後ママの心の悩みは渦中にある時は先の見えない不安で絶望感に襲われることもあります。しかし、出産のダメージから体が回復しホルモンバランスが整って育児に慣れてくると自然と治まってくることがほとんどです。時間が解決してくれることを信じ、ゆっくりとひとつずつ進んでいきましょう。
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8歳の甘えん坊娘と2歳イヤイヤ息子のママです。読書と野外フェスとクライミングが好きです。
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