電車通学をしている子どもをもつパパママにとって登下校中の災害はとても心配ですよね。いざというときに慌てないために、連絡方法などの確認をしっかりとしておきたいものです。特に小学生などまだ小さいお子さまが地震などで帰宅困難になってしまった場合、どうしたら不安にならずに行動できるのか、どのような準備が必要なのか、まとめてみました。
災害時のわが家のルールを話し合おう
家族がバラバラの場所にいるときに災害に遭ってしまった場合、どこへ向かえばいいのか、だれを頼ればいいのかなど普段から話し合って決めておくと、不安や焦りも解消され落ち着いて行動することができます。忘れないように日ごろから防災についての話題を出すように心がけましょう。
集合場所は1カ所ではなく2カ所以上
一番心配なのは子どもが登下校中に災害に遭ってしまうことです。日ごろから災害が起きた場合の集合場所を家族で話し合い、統一しておくことが大切です。学校に近いときは学校へ。自宅に近いときは自宅近くの学校や公民館などの公共施設へ。そして避難場所の中でも「校庭のジャングルジムの前」など詳しい場所を決めておくと、大勢の人でごった返していても確実に家族と会うことができます。
集合時間も2~3回設定すると安心
集合時間は1日に2~3回、例えば9時と12時と15時などに設定しておくとよいでしょう。その時間の前後にいなければ、また次の時間にすればいいと思えます。天候が悪かったり、寒かったりしても長いこと集合場所で待たずに済むし、9時に間に合わなければ12時に…と焦らずに済みます。焦って行動することは、二次災害に巻き込まれたりする可能性もあるため大変危険だからです。
いざというとき頼る人には普段から連絡を
パパやママと連絡が取れない場合、親戚や友人などを頼ることもあるでしょう。しかし緊急時とはいえ日ごろ全く連絡を取り合っていない相手に突然助けを求めるのは気が引けてしまうかもしれません。顔もよくわからないかもしれませんね。普段から「いざというときお願いします」といった会話をして、子どもとも面識をもっておくことも必要です。
合わせて読みたい
災害時に便利なシステムを知っておこう
東日本大震災のときもそうでしたが、地震発生直後~1日2日は電話がつながりにくくなり、家族の安否が確認できずに不安な時間を過ごした方も多かったでしょう。そのような事態に備えて知っておきたいサービスをご紹介します。
NTT災害用伝言ダイヤル「171」
「NTT災害用伝言ダイヤル」です。これは171に電話をかけ、被災者の電話番号をキーにメッセージを録音したり再生したりできるサービスです。災害時のみ利用可能になります。体験できる期間も設けています。詳細はホームページ(HP)にてご確認ください。
避難所マップアプリ・衛星利用測位システム(GPS)機能の利用
携帯電話のアプリには避難所のマップや防災情報が随時見られるものがあります。災害用伝言版アプリなどもありますので、いざというときのために入れておくといいかもしれませんね。また携帯電話にはGPS機能がついているので、各社GPSサービスに登録しておけば子どもの居場所が簡単に検索できます。登録は月額200円~300円程度です。
各鉄道会社の子ども見守りサービス
電車通学のお子さんなら、改札を通過するたびにパパやママの携帯に通知が届くというサービスもあります。いつどこの駅の改札を入り、どこででたかがわかるので災害時だけでなく日ごろの通学でも子どもの様子がわかるので安心ですね。東急の「エキッズ」や小田急の「あんしんグーパスIC」などがあります。詳しくは各社HPにてご確認ください。
合わせて読みたい
小6の息子と小1の娘のママです。パン作りと洋裁が好きです。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。