つかまり立ちや伝い歩きができるようになると、「歩行器があった方がいいかな?」と気になるパパ・ママも多いと思います。最近はおもちゃつきのものなど、赤ちゃんの好奇心をくすぐる魅力的なものもたくさんありますが、歩行器はいつごろから使えるのか、また、メリット・デメリットはどのようなことが考えられるのか気になりますね。使う際の注意点もまとめました。
赤ちゃんの歩行器、どんな役割がある?
歩行器とは、つかまり立ちや伝い歩きができるようになった赤ちゃんを軽く座らせるようにして乗せて、わずかな力でも一人で進めるように補助する道具です。形状から「使わなくなったら邪魔になりそう」と感じているパパママも少なくないかと思いますが、最近は折りたたんでコンパクトにできるものもありますし、テーブルやおもちゃがついていて、食事や赤ちゃんの一人遊びにも使える多用途なものも多くなっています。
歩行器を使い始める目安は腰のすわり具合
歩行器はいつごろから使えるか、という目安ですが、商品にもよってはおすわりができるようになってから、というものもあります。基本的にはつかまり立ちや伝い歩きができるようになってからと考えておいてよいですが、まずは商品の注意書きをよく読むようにしましょう。
腰がすわっていない状態で歩行器を使い始めると背骨にも負担がかかり、また、筋肉も発達していないので歩行器頼みで歩くことになってしまいます。それを続けると赤ちゃんが自力で歩けるようになるのが遅くなる可能性があります。
生後15カ月くらいで歩行器は必要なくなる
赤ちゃんがつかまり立ち・伝い歩きができるようになるのは大体7、8カ月ころですが、歩行器はそのころから生後15カ月くらいまで使えます。そのころには一人でもよちよち歩きができるようになっていて、歩行器は必要なくなる赤ちゃんも少なくないでしょう。
使用期間が7~8カ月間と考えると、あまり長くはないですね。2人目以降の子も考えているなら、その子たちが使うことを考えて購入してもよいかもしれませんが、もし少しでもスペースをとられるのが嫌だという場合は、レンタルを利用するのがおすすめです。
合わせて読みたい
歩行器を使う上でのメリット・デメリット
赤ちゃんが一人で自由に移動できるようになるなど、ついついメリットに目が行きがちですが、安全性などは大丈夫なのでしょうか。メリットだけでなく、デメリットにもしっかり目を向けて、使用を検討するようにしましょう。
赤ちゃんの視野を広げる!メリット
歩行器を使うメリットとしては、
- おすわりとは違った景色を見せて刺激を与えられる
- 赤ちゃんの行動範囲が広がる
- 行かせたくない場所には工夫次第で行かせないようにすることができる
- 食事や一人遊びにも使える
といったことが挙げられます。
まだまだこの世界には見たことのないものばかりの赤ちゃん。歩行器に乗せることで目線も高くなり、今までとは違った景色を見られるようになるので、赤ちゃんの好奇心を刺激することができます。また、ママが家事などをしてしまいたいときに乗せておけば、一人で遊んでいる間にママの手があいてやりたいことができる、といったことも考えられます。もちろん、機嫌が悪いときに無理やり乗せるのはNGですが、上手に使えばママの家事の時間も確保できるでしょう。
ここに要注意、歩行器のデメリット
歩行器を使うデメリットとしては、
- 転倒などの危険性がある
- 常に赤ちゃんへ注意を払う必要がある
- 赤ちゃんの体の成長を妨げる可能性がある
といったことが挙げられます。
どんなことが危ないのか理解していない月齢ですし、赤ちゃんはどんなときでも目を離せません。これは歩行器を使っている間も同じことです。柵なども利用して限られたスペースで使えるようにしておくなど、危険を十分に予測しておきましょう。また、歩行器を使える目安の項目でも記したとおり、早い段階で使うと背骨などに負担がかかることが考えられます。使用開始時期はしっかり見極めましょう。
合わせて読みたい
台湾在住の30代。2011年日本語教師として台湾へ、2013年結婚。3歳年上の台湾人夫と猫1匹と仲良く暮らしています。2015年秋から在宅Webライターとして活動。2013年末からゆるーく妊活継続中。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。