メディアリテラシーを子どもに教える方法
最後に、メディアリテラシーを子どもに教える方法について見て行きます。今後も、急速に加速するインターネット社会の中で、子どもがトラブルに巻き込まれないようにするためには、どのようにメディアリテラシーを教えたら良いのでしょうか?
同じ情報でもさまざまな視点から比較する
同じ情報でも、発信者によって伝え方や解釈の仕方が変わります。そのため、複数の同じ情報を扱っているものを比較し、その情報の中の本質に目を向けるように意識できるようにすることが大切です。
似たような情報を出来るだけ多く集め、そこから情報の全体像を見ていけるようになると安心です。
情報の発信元を確認する癖をつける
情報が信頼できるような正しいものかどうかを判断する1つの目安として、どこからデータや情報を得ているかという部分を見ることが挙げられます。参考にした文献などがあれば、その情報の信ぴょう性は高くなります。
反対意見にも目を向けて情報を見る
同じような情報ばかりを集めていると、得られる情報に偏りが生じてしまいます。そのため、あえて反対意見にも目を向けることで、情報の精査ができ、より正確性の高い情報を取り入れるのが可能になるのです。
おわりに
近年インターネットの普及によって、子どもでも簡単に膨大な量の情報を取り入れることが出来るようになりました。しかし、溢れる情報には危険性も含まれており、子ども自らが情報の正確性を判断できるスキルを持つことが重要となってきているのです。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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