1歳児とお風呂に入る際に押さえておきたい注意点
1歳児と二人でお風呂に入る際には、さまざまな視点から注意深く子どもの様子を観察することが重要です。ここでは、お風呂の際にぜひ覚えておきたい注意点を三つにまとめてご紹介します。
一番の方法は「子どもから目を離さない」
お風呂のたった数十センチの水深でも溺れてしまう子どもがいます。ちょっとした隙に溺れてしまい、子どもが命を落とすという痛ましい事故も各地で報告されているのです。その危険から子どもを守るには、まずは親が「子どもから決して目を離さない」こと。
少し大変でしょうが、ママが頭を洗う際などはできるだけ片手で子どもを触りながらもう片方で髪を洗う、頭をあげて髪にシャワーをあてるようにする、など極力目をつむる動作を控えるのも得策です。毎回大変だと感じるかもしれませんが、子どもの成長はあっという間。数年後にはこうした労力から解放されると思い、注意しなければならない期間には最大限の配慮を欠かさないようにしましょう。
子どもを一人で湯船に入れるのは避ける
「しっかりとつかまり立ちしているから大丈夫」と思い、ママが体を洗っている間に子どもに一人で湯船へ入れておくママもいます。さまざまなリスクを考えると、極力避けておきたい行動です。というのも、ママが体を洗っていて目を離した間に溺れて亡くなったというケースがよく見受けられるためです。1歳では浴槽内の事故が圧倒的に多いのがわかります(下記グラフ)。「水深を浅くしておけば大丈夫」というママもいるでしょうが、子どもはほんの少しの水深でも溺れてしまう可能性があることを、決して忘れてはいけません。
子どもの救急処置法などを理解しておく
万が一の際に備え、子どもに対する救急の処置方法を学んでおくのも重要です。例えば、小さい子を持つご家庭向けに、子どもの救急方法などの講習・講座を行っている自治体も多く見受けられます。できればママ・パパも含めて参加するなど、お風呂以外でもさまざまな事故に備えて子どもの命を守る方法を理解しておくことが大切です。
おわりに
子どもが成長するのは、親にとってうれしいこと。一方で、その成長ごとでさまざまな危険やリスクから身を守ってあげるのも親のつとめです。子どもが小さいうちは、なにが危険なのか、どう注意したらいいのかもよくわかっていません。ママがたった一人で子どもをみている間は、子どもが安全に過ごせるよう細心の注意を払うよう心がけましょう。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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