年長さんになるとランドセルや文房具の準備がはじまり、ワクワクとともに「お勉強についていけるかな」と不安を感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。書店に行くと「入学準備ドリル」がずらりと並び、その種類の多さにもびっくりしますよね。
ここでは入学準備ドリルの必要性とおすすめのドリルなどをご紹介していきます。
入学準備ドリルはやっておいて損はない!
ひらがなやたし算など、小学1年生で習う内容がぎゅっと凝縮された入学準備ドリル。中には時計の読み方など、学校生活に必要な知識がわかりやすく解説されているものも。入学準備ドリルをやっておけば、入学後にもスムーズに授業についていけそうですね。
入学前にはどの程度の先取り学習が必要?
まだ幼児の段階で「お勉強」をさせることに抵抗のある保護者の方も多いかと思います。
しかし、一切の勉強をせずに小学校に入学してくる子はまれです。また、まったくひらがなも読めず、数字も読めない状態での入学は、授業についていくのがやっとになってしまい、お勉強嫌いの原因になってしまうかもしれません。最低でもひらがなで自分の名前の読み書きができる、数字が分かるくらいはできた方が良いでしょう。
また、先取り学習も無理にかけ算や漢字までする必要はありません。よほど勉強好きな子なら良いと思いますが、あまり先取りをしすぎると家庭学習で「分からない」を経験しすぎて、勉強嫌いにつながってしまうこともあります。
先取りをするにしても、1年生の内容をさらりと経験しておく程度がちょうどよいでしょう。
ドリルで毎日の学習習慣を身につけられる
入学準備ドリルが優秀なところは、お勉強を楽しんでできるように工夫がされているところです。
毎日親が「お勉強をしなさい!」と言わなくても、子どもが自らやりたいと思わせてくれるのです。そうすると、小学校の入学前には毎日机に向かって勉強をするという学習習慣を身につけることができます。
子どもに学習習慣が身につくうえに、幼児の間に1年生のお勉強が楽しくできるのですから、入学準備ドリルはやっておいて損はないどころか、一石二鳥とも言えますね。
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おすすめの入学準備ドリルをご紹介
書店にずらりと並ぶ入学準備ドリル。どれを選べば子どもが喜んでくれるのか、悩ましいところです。
種類が多すぎるので、子どもに選ばせる場合でも、親がある程度候補を選んでからの方がスムーズかもしれませんね。自分で選んだドリルは愛着もわきますし、やる気にもつながりますよ。
学研や公文、チャレンジの入学準備ドリル
教育系のドリルで有名な出版社の入学準備ドリルは安心感があります。
学研は『頭脳開発×学研教室 入学準備』を毎年出版しています。ひらがなや漢字のポスター、とけいボードなどの特別教材があり、毎年刷新されるのでプログラミングや英語についても触れられるなどの特徴があります。
くもんは『くもんのはじめてみましょう!小学校の入学準備ドリル』です。こちらも入学前も後も使える付録がたっぷりついています。さらに、保護者向けの別冊付録もあります。学研、くもん共に、1冊で国語、算数、生活の内容がわかりやすくまとめられているので、おすすめです。
そして、チャレンジからは『入学の準備国語・算数ワーク』として、基礎編と応用編、入学直前編の3冊が出版されています。子どものレベルに合わせて購入できるのがうれしいですね。
また、通信教育の「チャレンジ1ねんせい」に契約する予定がある場合は、入会特典で入学準備向けの教材が無料で送られてくるサービスもあります。
絵本など人気キャラクターの入学準備ドリル
大好きなキャラクターのドリルなら、鉛筆を持ってお勉強するのに興味のない子にもおすすめです。お子さまに大人気の「すみっコぐらし」や「リラックマ」のドリル『入学準備~小学1年のひらがな カタカナ』が主婦と生活社から出版されています。
また、小学館の『ドラえもんとやってみよう!日めくり式 入学準備』は、お勉強だけでなく、靴紐の結び方やうがい手洗いの仕方など、学校生活に役立つ情報をドラえもんが楽しく教えてくれます。
その他にも講談社からは恐竜や仮面ライダー、ウルトラマン、戦隊シリーズなど、男の子も喜ぶかっこいいドリルが出版されています。中でも恐竜の入学準備ドリルは、恐竜の名前を書く練習や英語名などが学ぶことができ、お子さまの知的好奇心もくすぐる、楽しい内容となっています。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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