母親が笑顔で過ごすために大切なこと
子どもがのびのび育つためには、母親が笑顔でいると良いというのはわかりました。しかし「忙しい毎日の中で笑顔になれることなんて少ない」と思う方もいるかもしれません。仕事や家事、子育てなど、これらをしっかりやろうと思うと、自分の時間なんて取れないですよね。ただしこの自分の時間を作りだすことが、母親が笑顔で過ごすために大切なことになるのです。
自分は自分、他人は他人と割り切ろう
きっと、子どもを他人の子と比べるのは良くないということは、皆様も意識して気を付けていると思います。しかし、自分自身を他の母親と比べることはしていないでしょうか?仕事・家事・子育てなどをして、みんなしっかりやっているのに、自分はダメだと思ってしまう。しかし実際には他のお母さんたちだってできてないことがあるはずなのに、それが見えないだけなんですよね。できる・できないは、人それぞれ違います。自分は自分、他人は他人と割り切ることがお母さん自身の心を軽くすることでしょう。
時には母親が一人になる時間をつくろう
母親が笑顔でいるためには、何より母親の心の余裕が大切になります。家族に協力してもらい、時には自分一人の時間を作りましょう。この時間を自分の好きなことに費やして、リフレッシュすることが子どもの幸せにつながっていきます。母親としての立場以外にも、自分自身を大切にしてあげてください。これは、サボりでもなんでもありません。しっかりと楽しい時間を持ちましょう。
基本的な生活習慣を大事にしよう
人間は、睡眠・食事・運動という基本的な生活習慣が非常に大切になります。むしろこれさえしっかりやっておけば、多少のことはなんとかなることも多くあります。母親がこうした生活習慣を大事にしていれば、自然と子どもたちの生活習慣も整っていきますよね。身体のリズムを乱さずに、心と身体の余裕を作っていくことが大切です。
おわりに
母親が笑顔でいると、子どもが健やかに育つというのには科学的な根拠も潜んでいます。しかし無理やり笑う必要はなく、自然に笑うためにお母さん自身が心に余裕のある生活を送れるようにすることが一番大切になります。子どもが幸せになるには、母親自身がまず幸せでいることが、とても大事なことですよ。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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