見落としがちな「保証」と「安全性」
ランドセルはデザインや色などに目がいきがちですが、忘れてはいけないのが「保証」と「安全性」。成長とともに、子どもは意外とランドセルを乱暴に扱います。最長6年間使う中で、途中で修理が必要になることも。また、学年が上がるにつれて帰りが遅くなることから、下校時の安全にランドセルも一役買うことができます。こうしたポイントもチェックしておきたいところです。
ランドセルは意外と破損しやすい
肩ベルトは壊れやすいことを述べましたが、ほかにもかぶせの先端も破損しやすいところ。ランドセルを買うと保障書が付いてくることが多いと思いますが、購入前に保証年数や内容を確認しましょう。乱暴な取り扱いや誤った使い方が原因で発生した破損は、実費修理となることも少なくありません。また、修理時に代替品の貸し出し対応や、保証書を紛失したときの対応についてもチェックしておくといざというときに安心です。
リフレクターと防犯ブザー
ランドセルは登下校の子どもを守る役割も果たしてくれます。そのひとつが雨の日や、薄暗い場所でクルマのライトに反射するリフレクター(反射板)。テープタイプや板タイプ、シールタイプなどがあり、ついている部分もランドセルのびょうやかぶせのフチ回り、肩ベルト部分など、メーカーによってさまざまです。また、あらかじめランドセルについている場合もあれば、シールを自分で貼る場合もあります。「価格が高い=防犯面に細かく配慮がされている」とは必ずしも限らないので、自分の目でチェックしておきましょう。
もうひとつ、安全面で大切なポイントが防犯ブザーをつける金具。多くのランドセルには側面にDカンがあり、そこにつけることもできますが、肩ベルトに防犯ブザーを取り付ける金具のあるランドセルもあります。防犯ブザーは入学時に支給される自治体も多く、子どもたちの安全を守るためには必須アイテム。ランドセルを買うときには、取り付ける場所も考えましょう。
おわりに
ランドセルを買うときに気にかけておきたいポイントを紹介しました。例年、夏には次年度入学生向けのランドセルのラインアップが出そろいます。人気商品は早々になくなると焦ってしまいがちですが、子どもの希望に加え、進学する小学校の事情なども考えながらランドセルを選びましょう。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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