「不登校は不幸ではない。」小学生YouTuberのゆたぼんの言い分

不登校は不幸ではない
「ゆたぼん」は、不登校の小学生YouTuber。小学校3年生から学校へ行くことをやめ、5年生になる現在、「不登校は不幸ではない」と動画で主張して一躍注目を集めています。ゆたぼんの主張には賛否両論の意見が集まり、不登校に関する議論のきっかけになりました。話題のゆたぼんと不登校児の現状について報告します。

小学生YouTuberゆたぼんは不登校の小学生

子どものユーチューバー
ゆたぼんは、沖縄に住む小学校5年生(2019年6月現在)の男の子です。「少年革命家ゆたぼん」の名前でYouTubeのチャンネルを開設し、「不登校は不幸ではない」というメッセージを配信しています。自らも不登校児であるゆたぼんの当事者としての主張は、すぐにインターネットで話題になりました。

ゆたぼんが不登校になったきっかけは「宿題」

ゆたぼんが不登校になったのは、関西で学校に通っていた小学校3年生のとき。きっかけは「宿題」です。「宿題やるのイヤだな」と思ったゆたぼんは、宿題をやらずに登校。先生は居残りで宿題をさせ、彼をたたいたそうです。ゆたぼんは「たたかれたけど先生は親にたたいてないってうそを言った」と主張しています。話し合いの結果、宿題はやらなくていいと言われたものの、結局休み時間にやらされることに。そして、友人たちも「宿題をやらない人とは遊ばない」「お前だけずるい」とゆたぼんを避けるように。ゆたぼんの言い分の通りなら、宿題をきっかけに教師への不信感を募らせ、友達から仲間はずれになった疎外感が不登校につながったのではないかと推測できます。

ゆたぼんの夢は「世界一周」

ゆたぼんは、「先生の言いなりになんでもする友達がロボットのように見えた」と述べています。この時点で、宿題うんぬんの話ではなく、学校というシステムに違和感を覚えたゆたぼんは、沖縄に引っ越したあとも、学校へは行っていません。ゆたぼんの夢は、「ピースボートに乗って世界一周すること」です。ピースボートは国際交流を目的とした非営利団体で、船に乗って100日間かけて世界の国々を回るクルーズツアーを企画運営しています。ゆたぼんはさらに「子どもだけのピースボートを作りたい」と夢を語ります。「学校に行かずに家で自由に過ごしていて楽しい。行きたくないのに学校へ行けと言われている子の方が不幸だと思う」とゆたぼんは主張しています。

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日本の不登校児の現状

学校が好きじゃない
ゆたぼんのように、学校へ行かない、もしくは、学校へ行けない状態にある子どもは「不登校児童生徒」と呼ばれます。不登校には定義があり、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」となっています。

小学校の不登校児は全国で3万5000人

文部科学省の調査によれば、平成29年度に全国の小学校で不登校になっている児童生徒は、全国の在籍数に対して、比率としては0・5%程度です。この数字を見て、案外少ないと感じますか?実際の人数は、約3万5000人です。前年度より、5000人近く増加しています。出席日数が0の児童は956人で、ゆたぼんもこのうちのひとりということになりますね。小学校で不登校になった児童の数は年々増加しており、親としては少し心配になる数字ではあります。主な原因は、学校内のいじめや教師との関係性、家庭の不安などがあげられています。

不登校の人数

不登校数の推移

「学校に行きたい」けれど「行けない」子どもたち

ゆたぼんは、はっきりと自分の意思で「学校に行かない。行きたくない」と発信しています。はじめはご両親も学校と話し合っていたようですが、ゆたぼんの意思を尊重して、現在の活動を認めているようです。しかし、小学校の不登校児童のなかには「学校へ行きたいけれど行けない」子もいます。学校へ行こうと朝家を出ても、途中でおなかが痛くなったり、吐き気がしたりして帰らざるを得ない子、いじめの記憶がフラッシュバックして教室に入れない子など、さまざまです。親が学校へ行ってほしいと願う気持ちと、自分のつらさとの板挟みになって悩む子もいます。不登校とひとくちに言っても、ひとりひとり、心のありようや体の状態は違っていますから、「これが正解!」という解決法はありません。

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2歳差で生まれた娘と息子はすでに高校生。子育ても一段落したと思いきや、思春期の悩みに付き合わされている40代後半の働くお母さんです。保育の現場で子ども達に癒やされながら日々勉強中。しかし子育てには、教員免許もたいして役に立たず。それよりも、演劇部で鍛えた妄想力と演技力の方が役に立ったような気がします。「子どもの主食はあそび」の信念で、とにかく楽しく、子どもの人権を尊重した育児が理想。あくまで、理想・・・。

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