横断歩道は信号さえ守れば安全だと思っている方は多いでしょう。しかし、車を運転するのは人間です。100%安全なんて有り得ないのです。実際にきちんと交通ルールを守って青信号で横断歩道を渡っている子どもが事故に遭遇してしまうこともよくあります。一体なぜなのでしょうか?今回は事故の起こる原因や事故を防ぐ方法などをご紹介します。
交通事故が起こりやすい条件とは?
全国各地で多数起こっている交通事故ですが、事故が多く起こっている環境にはいくつかの共通する条件があります。まずは、どのような状態で交通事故が起こることが多いのかご紹介いたします。知っておくと安心です。
事故は午後4時以降に起こりやすい
夕方は外が薄暗くなり始める時間です。人間の目は暗闇に慣れるまで時間がかかり、西日が反射する場合もあるのでこの時間はドライバーの視力が低下しやすくなります。また、帰宅ラッシュで急いでいる車も多く安全確認を見落としがちなので夕方以降は注意が必要です。子どもたちの下校時間もちょうどこの時間なので気を付けましょう。
1番多いのは交差点で起こる事故
交差点は道路が重なり合い、歩行者も車も交通量の多い場所です。それぞれ違う方向に車が走っているのですからどうしても事故が起こりやすくなってしまいます。少し安全確認を怠ってしまっただけでも大きな事故につながってしまうかもしれません。交差点では普段よりもきちんと安全確認してから道路を渡るようにしましょう。
見通しの悪い道路にはよく注意すること
見通しの悪い道路ではあまりスピードを出さないことが基本ですが、交通ルールを守らないドライバーもいますのでとても危険です。見通しが悪いので、いきなり子どもが路地から飛び出して来たら防ぎようがありません。そのような道路を渡るときにはこちらが見えていないかもしれないことを踏まえたうえで注意して横断しましょう。
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どうして青信号でも事故が起こるのか?
上記でご紹介した「事故が起こりやすい条件」にプラスして、次は青信号でも事故が起こってしまう原因をまとめてみました。一度子どもと一緒に歩行者とドライバー両方の立場になって考えてみると分かりやすいかもしれませんね。
ドライバーの信号無視が1番多い
やはり1番の問題は「信号無視」です。歩行者でも車が来てなくて急いでいるときは赤信号でも渡ってしまう人は多いのではないでしょうか。車の場合も同じです。1番基本的な交通ルールなのにも関わらず守れていない人が多いですよね。信号を守って道路を渡っているのに事故にあってしまうなんてやり切れません。もう一度「赤はとまれ」というルールを見直す必要があります。
ドライバーから見えていない問題
当たり前ですが、ドライバーから歩行者が見えていなかったら危険ですし事故は起こりやすくなります。特に子どもは身長が低いので、ドライバーの死角に入りやすいです。さらに辺りが薄暗くなってきた頃だとドライバーの視野も狭くなってきているので事故が起こる可能性は高くなります。こういった事故を防ぐためにも集団下校が効果的です。
車の右折、左折に巻き込まれる事故が多い
子どもは大人よりも視野が狭いです。道路の向こう側に興味のあるものを見つけたらそれしか目に入らなくなり、信号無視まではいかなくても突っ走ってしまいます。車が右折や左折で道路を渡ろうとしたときに一点しか見えていない子どもが急に飛び出して来たら避けきれずに巻き込まれて事故が起こってしまうケースもあります。
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2歳のくるくる天パ女の子のヘタレママです。お出かけと美味しいものが大好きです。
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