兄弟げんかが多くて困る!親の上手な六つの仲裁方法

仲裁の方法その2、片方だけの味方をしない

しかられる子ども
ここではさらに、仲裁のコツ三つについてご紹介しています。お互いの兄弟のことを悪くいわないこと、下の子だけが泣いている場合の対処法、子どもが告げ口をしてきた時の対処法です。兄弟どちらかだけを悪者にするのではなく、両方のことを大事に思ってい、というスタンスで対応していきましょう。

4.兄弟お互いの悪口をいわないようにしましょう

例えば、上の子に対して「弟(妹)が悪かったね」といったり、下の子に対して「お兄ちゃん(お姉ちゃん)は分かってないね」といったりすることです。どちらかを悪くいうと、兄弟間の信頼関係は難しくなってしまいます。また、親は自分だけの味方なんだ」「相手が悪いからけんかしてもいいんだ」という考えにつながり、さらに争いの回数が増えてしまいます。もし、子どもから「自分と相手、どっちの味方なの?」と尋ねられた場合は、どちらの味方もできないけど、気持ちはよく分かっている、という立場で答えましょう。

5.下の子だけが泣いている場合の対処法

兄弟げんかで下の子だけ泣いている、という状況の時、どのように対応していますか?下の子に対して「どうしたの?お兄ちゃん(お姉ちゃん)になにかされたの?」と聞いて、上の子をしかる。こういった対応は、下の子だけの味方になってしまい、中立な立場で仲裁することはできません。こんな時は、上の子を尊重した対応で、両方の話を聞きましょう。まず、下の子がけがをしていないか、ひきつけ等を起こしていないか確認します。この時、特に言葉を発したり、表情を変えたりしないようにしましょう。そして、なにがあったのか上の子に尋ねます。上の子を尊重している、というメッセージになります。そして、下の子に、上の子がいっていることを伝え、お互いの気持ちをすり合わせて、次からはどうすればいいのか、具体的な対応を教えていきましょう。

6.告げ口をされた場合、真に受けすぎずに対応しましょう

特に下の子に多いようですが、兄弟にされたことを親に告げ口してくることがあります。実際にやり取りを見ていないと、子どものいった通りのことが起きたのか分かりませんし、なんでも立場の強い人に解決してもらおう、という考えになってしまうので、告げ口はよくありません。こんな時は「されて嫌なことは、本人にいいなさい」といい、まず本人たちで解決させましょう。

おわりに

争いの仲裁について、事前準備も含めてご紹介致しましたが、いかがでしょうか。感情的になったり、時には手も出たりする争いの仲裁は大変ですが、子どもが成長したり、兄弟同士の信頼関係を深めたりするチャンスでもあります。うまく子どもたちを導けるようにしていきましょう。

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