子どもに「あきらめない力」をつけさせるために親ができる七つのこと

あきらめない力を育てる方法!少しだけものの見方を変える

楽しく勉強
自分の意見が主張することに加え、子どもの気持ちを和らげたりこうしてみてはどう?と少しだけ提案を盛り込ませて道を開いてあげたりすることも大切です。

4. 自分の失敗談を聞かせる

きちょうめんな子どもの場合、途中であきらめてしまった自分をひそかに責めていることがあります。そのままにしておくと、失敗を恐れて、ますますがんばれなくなってしまうかもしれません。そこで
「自転車に乗る練習をしていたとき、転んでばかりですごく嫌だった。でも、乗れるようになったらいろいろなところに出掛けられて楽しかった」
など、親が子どもだったときの体験や失敗談などを聞かせてあげましょう。今はできなくてもこれから先はきっとできるようになる、と子どもの自信につながる可能性があります。

5. 目標を共有する

特に子どもが小さいうちは、ちょっとがんばったらできた。という成功体験をたくさん積み重ねることが大切です。
目標はすぐできるものから少しずつ多く設定したほうが達成感を味わいやすいです。もし行きづまっているようであれば、目指していることが難しすぎないかを確認し、できる目標を再検討してみましょう。

6. その時々にあわせて声をかける

後押しすればできそうな場合と、完全に心が折れている場合とでは応援のしかたが異なります。本当にやる気がそがれてしまっている場合には、単に励ますだけでなく、なぜそれをやるのかという動機づけや、目標を達成したあとに何がしたいかなどを共有しておくとよいでしょう。

7. 長い目で見守る

子どもは心身ともに発展途上なので、この日はできてもこの日はできないとバラツキがあるほうが普通です。日中疲れた場合や、嫌なことがあった場合など、理由があるときに限らず単に気が乗らないということも考えられます。忍耐力をもって接するのは難しいことですが、子どもはやりなさいと言ってすぐに行動できるわけではありません。いつかできるようになると子どもを信じるおおらかさも大切にしましょう。

おわりに

子どもが何かをあきらめてしまうきっかけには、完璧にしたいけれどできない、一度失敗したからもう嫌な思いはしたくない、チャレンジすること自体が怖い、などさまざまな理由が隠れています。子どもの気持ちは否定せずに長い目で見守り、少しずつ子どもに成功体験を積ませましょう。長く続けることで、あきらめない力が少しずつはぐくまれていきます。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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