子どもは、冬でも寝汗をかくことがあります。寝汗は寝ているときにかくため、ママは朝まで気がつきにくいのです。朝になると、シャンプーした後のように髪がびっしょりぬれていたり、パジャマの首回りがぬれていたりすると、風邪をひいたのではないかと心配になりますね。
今回は、冬なのに寝汗をかく子どもの対策についてお話しします。
子どもが冬でも寝汗をかく理由
子どもが冬でも寝汗をかく理由は、いくつか考えられます。対策を考えるためには、寝汗の理由を突き止めなければなりません。よくある寝汗の理由をいくつか紹介します。子どもが寝汗をかいているときの状況や服装と照らし合わせて、寝汗の理由を考えてみましょう。
子どもは大人よりも汗っかきだから
子どもは大人よりも汗っかきです。同じ部屋にいても、子どもだけが暑がることはよくあります。そのため子どもが寝汗をかいていたとしても、すぐに心配する必要はないのかもしれません。しかし寝汗に限らず汗をかいたときは、それだけ水分が体から奪われたことになります。子どもは汗っかきだからこそ、大人よりもこまめな水分補給が大切なのです。
室内の温度と湿度が高すぎるから
子どもが、冬なのに寝汗を毎晩のようにかいているときには、寝室の温度と湿度が高すぎるのかもしれません。冬は寒いだけでなく、乾燥も気になるため、暖房と加湿器をセットで使っている家庭があります。同じ室温の場合は、湿度が高い方が暑く感じるのです。大人にとっては快適な温度と湿度であっても、子どもは暑すぎると感じていることもあります。
寝具やパジャマの通気性が悪いから
最近のパジャマは、化繊が増えています。化繊は洗濯も簡単で縮みにくいメリットがありますが、吸汗性と通気性が低いデメリットもあるのです。人間は寝ている間に汗をかきます。子どもは寝ている間に暑いと感じれば、布団を蹴り飛ばします。しかし隣で寝ているママがすかさず布団をかけるため、子どもは大量の寝汗をかくのです。子どもがすぐに布団を蹴り飛ばしてしまうときには、パジャマと寝具の素材をチェックしてみましょう。
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子どもの寝汗が多いとおこる問題とは
子どもの寝汗は、寝汗以外の症状がなければさほど心配はいらないでしょう。しかし子どもの寝汗が多いと、体内の水分が不足する以外に困ったことがおこるのです。ここからは、子どもの寝汗が多いとおこる可能性がある問題についてお話しします。
暑くて眠りが浅くなってしまう
子どもが暑くて寝汗をかいているときには、布団を蹴り飛ばしたり、冷たい床に足をくっつけたりして体を冷やそうとします。そして寝汗が冷え始めると、寒くなって布団を探し始めるのです。目は閉じて寝ているようにみえても、眠りの深さは浅くなっているかもしれません。子どもにとって、睡眠は成長にかかせないものです。眠りが浅い状態が続いてしまうと、常に眠さを感じ、日中の活動や学習に集中できないこともあります。
寝汗が冷えて風邪をひいてしまう
人は寝汗をかいた後に寒く感じます。寝汗が蒸発するときに気化熱となって体温を奪ってしまうからです。特に気温が低い冬は、風邪をひきやすくなってしまいます。子どもが寝汗をかいたときには、できるだけ早く乾いた下着とパジャマに着替えましょう。しかし子どもが寝汗をかく時間帯はママもぐっすり寝ていることが多く、なかなか気がつけないものなのです。
汗が肌を刺激して肌荒れの原因になる
寝汗に限らず汗には、塩分が含まれています。起きているときならば汗を拭き取ることができますが、寝汗は拭き取られずに肌と接している時間が長くなります。肌が敏感な子どもは汗に含まれている塩分が刺激になって、肌荒れを起こしてしまう可能性があるのです。寝汗をかくたびに石けんで体を洗ってしまうと肌が乾燥してしまい、肌が荒れます。寝汗をたくさんかくことで、塩分の刺激と石けんの刺激の両方を受けてしまうこともあるのです。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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