子連れ出勤で注意すべきことは?
勤めている会社にまだ子連れ出勤の制度がなくても、今後新たに受け入れが始まる可能性があります。また、育休復帰前の面談や、その他、やむを得ない事情で一時的に子連れ出勤する機会もあるかもしれません。子連れ出勤に際して、ママ・パパが注意すべきこと、さらに、受け入れる側の社員が心にとめておきたい点をご説明します。
子どもを連れて行く側が注意すべきこと
子連れ出勤を行う上で、ママ・パパが心掛けたいポイントをご紹介します。
業務に無関係な人にも周知しておく
仕事で直接的には関りがない人に対しても、同じフロアで勤務しているなど、顔を合わる機会があるなら、子連れで出勤する旨と、その日時を知らせておきましょう。
子どもをお出掛けに慣らしておく
赤ちゃんのうちは、日中はママと家で二人っきりというご家庭も多いかもしれません。子育て支援センターに足を運んだり、親戚に合わせたりと、あらかじめ、ママ以外の人と接することに慣らしておきましょう。
子どもの話はほどほどに
職場に子持ちの社員が複数いると、子どもの話題で盛り上がることもあるでしょう。しかし、中にはプライベートな話題を職場に持ち込むことで、不快な気分になる人もいるかもしれません。子どもの話は世間話程度にとどめ、ほどほどなところで切り上げましょう。
周囲の社員が注意すべきこと
子どもがいない社員はもちろんのこと、子どもを保育園に預けているママ・パパにとっては、一部の人が子連れ出勤をすることに対して、反感を持つこともあるかもしれません。「子連れ出勤はやめた方がいいんじゃないの?」といった声が多く見られますが、これを表立っていうのはNGです。
ソニー生命保険株式会社が行った調査によると、子持ち女性が職場に期待する制度として、35・3%が「子連れ出勤可」と回答しています。実に3人に1人のママが子連れ出勤を望んでいるという結果です。
今後子連れ出勤を導入する企業が増える可能性があり、受け入れる側の社員にも、ママ・パパと協調する働き方が求められます。反対派の人も頭ごなしに否定するのではなく、いつか自分も制度を活用するかもしれないと、プラスに考えましょう。
おわりに
子どもを連れての出勤は、周囲に気を使ったり、子どもに対してフォローしたりと気苦労も多いことでしょう。しかし、一生懸命仕事に取り組むママの姿を、周囲の人はもちろん、お子さんもちゃんと見ていますよ。子どもと一緒に働けることのメリットに目を向けて、子育てに、仕事に、打ち込んでいきましょう!
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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