保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
「小学校の保護者会はどのようなことをするの?」「どのくらいの人が参加するものなの?」「私立と公立の違いはあるの?」保護者会についてそんな疑問はありませんか?年に数回ある小学校の保護者会。平日の開催が多く、仕事を持つ女性にとっては出席するか欠席するかは悩みどころです。会社を休んでまで出る意味があるの?たまにはパパが出てみれば?と思う方もいるのでは。そんな小学校の保護者会についての疑問にお答えします。また保護者会に参加する必要性や欠席するときの注意点について意見をまとめました。
そもそも小学校の保護者会とは何?
以前は「父兄会」や「父母会」などとも呼ばれていた保護者会。保護者会は、担任の先生と保護者が集まって子どもたちのことについて話し合う学級懇談会のことです。保育所や幼稚園にも保護者会がありますから、多くのママたちはすでに体験ずみのはずですね。でも、小学校の保護者会は少し雰囲気が違います。保護者会ではどのようなことをするのでしょうか?また何を話したらいいのでしょうか?探っていきましょう。
保護者会ではどのようなことをするの?
多くの学校で保護者会は、学期ごとに1~2回の頻度で開催されます。参観日(学校公開)と合わせて参観のあとに保護者会が開かれる場合が多いようです。
保護者会の内容として、まずは担任の先生からの連絡事項があり、毎日の授業はどのような意図で教えているか、子どもたちの学校での様子について話を聞きます。そして保護者が順番に自己紹介(4月)やお家での様子、参観の感想を言うというスタイルが一般的な保護者会の流れです。学年最初の保護者会では、今年度の保護者の係決めをすることも多いです。
時間も一時間程度とごく短く、先生からの報告を聞いているとあっという間に終わりの時間になることも。先生の話から学習、生活態度、クラスの雰囲気など、なかなか見えづらい学校生活の様子を知ることができます。
どのような服装で参加したらいい?
保護者会の服装は、それこそ学校によって全く違います。私立の小学校の場合は公立と比べ、フォーマル度が高いようです。中には「全員全身ネイビー」が暗黙のルールになっているようなところもあります。働いている母親が多い地域や、比較的自由な私立小学校ではワンピースやジャケットなど、キレイな服を着られる方が多くいます。公立小学校の場合はグンとカジュアルになり、学校が「ジーパン禁止」などといっていなければ、デニムにTシャツなど普段着で参加する保護者もたくさんいます。
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小学校の保護者会、参加率はどのくらい?
保護者会には必ず参加しなくてはいけないのでしょうか?学年や地域によって参加率の違いはあるのかどうか。また、私立や公立によって違いはあるのでしょうか。学校によって違いはありますが、大まかにご紹介します。
低学年と行事前は出席者が増える傾向
低学年の間や、第一子の場合、または宿泊学習や遠足など、大きな行事の前には出席者が増える傾向にあります。第二子以降になると学校の様子も分かってきて心配事が減るのか、出席も少なくなります。最近は教育熱心なパパも増えていますが、ほとんどはママが出席しています。クラスごとに出席率が違ったり、学年によっても違ったりするので、意外に特色が出るものです。
地域によっての参加率の違いは?
バリバリと働いている保護者が多い都会は参加率が低く、専業主婦の多い地域の学校は参加率が高い、と思われがちですが、それは一概には言えないようです。地域によっての違いというよりは、学校のカラーの違いが影響することが多く、同じ地域にある学校でも一方は参加率が高く、もう一方は低いという場合もあります。先生の雰囲気や他の保護者の雰囲気も保護者会への参加のしやすさに影響するようです。
公立小学校と私立小学校の参加率の違い
公立に比べると、私立の小学校に入れる保護者の方が教育熱心な場合が多いようです。そのため、学校への関心も私立の保護者の方が高いことが多く、保護者会への参加率も高い傾向にあります。中にはほぼ100パーセントの保護者が参加している私立の学校も。私立の場合は保護者会の内容の自由度も高いため、クラス分けの発表を保護者会でするなどして、保護者に参加してもらえるよう工夫をしているようです。
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