賛否両論の親子キス!国内外の意見まとめ
スキンシップの方法には親の価値観、生まれ育った環境や文化などが影響します。海外では日常的に親子でキスする国もあり、考え方は人それぞれ。海外のキス事情や、親子キスの注意点についてご説明します。
欧米では日常?親子キスの賛否両論
「キス」というと、日本では特別な行為と見られている面もありますが、欧米では日常的なあいさつとして頻繁にキスをする国もあります。アメリカやオーストラリアでは親が子どもを学校に見送る際や、夜眠る際にキスをするのが当たり前という家庭が多く、ティーンエージャーになってもこの習慣が続きます。また「唇のキスは特別な行為」という感覚も、日本ほどはではないようです。
ただし欧米であっても親子の濃厚なキスや、子どもの意志に反したキスは批判の対象です。性的な意味合いでのキス、そして子どもに精神的な負担を与えるキスは、虐待と認定される可能性があります。
撮影や人前での親子キスは控えて!
日本に住むママ・パパははたして、親子のキスをどう考えればよいのでしょうか?日本でも子どもに性的な行為をすることや、精神的負担を強いることは虐待にあたります。子どもの意志に反してキスを強いる行為はもちろんのこと、親子でキスしているシーンを撮影したり、それを会員制交流サイト(SNS)にアップしたりする行為はNGです。
また日本はキスに対して欧米ほどオープンな文化ではありません。公共の場など、人前でのキスは控えた方がよいでしょう。親子キスはプライベートな場所と時間で行うことがマストです。そして「親とキスすることを子どもがどう思うか?」と心配するような年齢にさしかかる前にやめる、というのが、一番安全な方法かもしれません。
おわりに
大好きな子どもとへのキス。賛否両論があるのはもちろんのこと、大切なのは子どもの気持ちです。仲のいい親子が自然な愛情表現として、キスをすることもあるでしょう。またキス以外にも、手をつないだり、ハグをしたり、さまざまなスキンシップの形があります。子どもの成長や感情に配慮しながら、愛情いっぱいに子どもを育てていきましょう!
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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