「おデブちゃん」このままでも大丈夫?
乳児期の肥満はあまり心配ないといわれます。しかし乳児検診の時に「太りすぎ」と注意されたり、周りから頻繁に「肥満だ」といわれたりすると、つい落ち込んだり心配したりせずにはいられなくなってしまうのですよね。赤ちゃんの肥満が気になる時、どのような対応をしていけばよいのでしょうか。
赤ちゃんが歩き出すころまでは様子見を
赤ちゃんの成長・発達は個人差が大きいために、なかなか運動量が増えなかったり、体つきがほっそりとしてこなかったりということもあるかもしれません。しかし、その子の成長にともなって徐々に運動量も増え、体も締まってくるのが大半です。生後6カ月から10カ月のころは一番ぷくぷくとしている時期で、体脂肪率のピークでもあります。太っていると、赤ちゃんによってはお腹が圧迫されることを嫌がり、あまり寝返りをしようとしない場合もあります。しかし、しっかりとおすわりができるようになり、ハイハイで移動できるようになってくると、それまで運動量が多くなかった子も活発に動き回るようになります。
さらに、一人歩きするようになってくると、運動量もさらに増えます。赤ちゃんがなかなか運動しなかったり、太ったままでなかなか痩せてこなかったりしたとしても、ひとまず自分で歩けるようになるころまでは様子をみるようにしてもよいかもしれません。
ふだんの生活の中でできる対策は?
赤ちゃんの肥満が気になる時には、日常生活をふりかえり、その中で改善できることを取り組んでいくようにしましょう。例えば、ハイハイをしたりあんよをしたりし始めている赤ちゃんだったら、ハイハイやつたい歩きでの追いかけっこや、飛行機ごっこなど、楽しみながら自然に体を動かせる遊びをする時間を積極的にとり入れるのもおすすめです。
ただし、赤ちゃんが太っているからといって食事制限をするのは避けましょう。必要なエネルギーや栄養素が十分にとることができずに、赤ちゃんの発育に影響が出てしまうおそれもあります。どうしても気になる場合は、必ず医師に相談をした上で対策をしていくようにしましょう。
おわりに
ムチムチとした赤ちゃん特有の体つき。「肥満ではないか」と心配にもなりますが、大抵の場合このままで大丈夫。ぷくぷくの赤ちゃんも、動けるようになり運動量が増えるにつれて、徐々にスラッとした体つきになってきますよ。数年後にはあの赤ちゃんのムチムチ、ぷくぷくが懐かしく感じるはずですよ。
濱田穣『なぜヒトの脳だけが大きくなったのか』・講談社
赤ちゃんの体の変化・ユニ・チャーム
乳幼児は脱水になりやすい・財団法人母子健康協会
食事と栄養・離乳食・公益財団法人 母子衛生研究会
健診の気がかり・メリーズ 赤ちゃん相談室
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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