放課後に友達と遊ばないわが子…心配しなくてもいい?

心配しすぎない!親が子どもにできること

見守る親
子どもが放課後に友達と遊ばないことについて、心配しすぎるのはかえって逆効果です。子どもの個性、周囲の環境が大きく影響しますので、成長するにつれて子どもの様子も変化します。小学生のころから「鬱傾向があるのでは」「コミュニケーションがうまくできない発達障害ではないか」「社会人になったとき心配」など思い詰めても意味がありません。

しつこくきかずに見守る姿勢が大事

保護者ができることは、まずは静かに見守ること。「どうして友達と遊ばないのか」「自分で誘ってはどうか」など、しつこく問い詰めたりアドバイスをしすぎないようにしましょう。子どもはただ単に、疲れていてひとりで過ごしたいのかもしれませんし、好きなことを自分のペースでしたいだけかもしれません。見守るというのは、放っておくこととは違います。「問題があればいつでも話をきくよ」という姿勢を示してあげてください。

遊びやすい環境づくりに協力

そもそも、学校が終わって子どもが帰宅するのは何時でしょうか。15時に下校したとして、家に着くのが15時半、おやつを食べて宿題をして遊びに行こうと思えば、16時を過ぎてしまうこともあるでしょう。のんびりペースの子だと、宿題をやっているうちに外が暗くなってくるかもしれません。子どもが友達と遊びたくても遊べないというのであれば、遊びやすい環境づくりを検討してもいいでしょう。「日が短い時期は、宿題はご飯のあとでもかまわない」「友達を家に誘ってもいい」など、ルールを変えてあげることで、友達と遊びやすくなることもあります。この場合も、子どもの意見をきかずに無理に進めないことは大前提です。

おわりに

子どもが放課後に友達と遊ばないと、友達が少ないのではないか、嫌われているのではないかと親は心配になりますね。しかし中学校、高校と成長するにつれ、親しくできる友達、一生の友だちと出会うチャンスがあります。学校生活や家庭のコミュニケーションで、社会性は十分に身につきますので、小学生のうちは心配しすぎず、見守ってあげましょう。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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