赤ちゃんが生まれると、たくさんの手続きが必要です。平成28年からはマイナンバー制度が始まり、さまざまなところでマイナンバーを記入する機会が増えました。でも赤ちゃんにマイナンバーは与えられるでしょうか?今回はマイナンバーの受け取り方から写真を上手に撮影するコツまで、赤ちゃんだから知りたい情報を詰め込みました。
マイナンバーの基礎知識
マイナンバーが大切なものであることはわかります。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんにとって、どれほど必要があるものなのか、ピンとこないママも多いのではないでしょうか。まずは、マイナンバーの基礎知識と赤ちゃんとマイナンバーの関係についてお話しします。
そもそもマイナンバーって何?
マイナンバーは、日本国内に住民票があるすべての人に与えられる12ケタの番号です。マイナンバーの目的は、社会保障と税金と災害対策の三つです。この中でも、社会保障は特に赤ちゃんに関係があるでしょう。マイナンバー制度が始まるまでは、同じ役所の中でも情報の共有ができず、あちこちからたくさんの書類を集めて手続きする必要がありました。マイナンバーの登場により、番号ひとつで情報を共有できるようになり、さまざまな手続きが簡単になりました。
赤ちゃんにもマイナンバーはあるの?
生まれたばかりの赤ちゃんにもマイナンバーはあります。赤ちゃんが生まれると、出生届を役所に提出します。出生届が受理されれば、住民登録され、マイナンバーが与えられるのです。マイナンバーは、一人ひとつずつ与えられるため、ママと同じ番号を共有することはできません。マイナンバーは、出生届を出したときから始まり、生涯同じ番号を使うことになります。
マイナンバーやカードをもらうには申請が必要?
マイナンバーには、通知カードとマイナンバーカード(個人番号カード)の2種類のカードがあります。通知カードは、マイナンバーをお知らせするカードです。通知カードは、特別な申請をしなくても、マイナンバーが決まり次第、自宅に郵送されます。一方、マイナンバーカードが欲しい人は申請が必要です。マイナンバーカードは、本人の写真や個人情報が詰め込まれたカードで、身分証明書として使うことができます。マイナンバーカードの申請に期限はありません。必要になったときに申請することができます。
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赤ちゃんがマイナンバーカードを受け取るまで
マイナンバーカードの申請は必須ではありません。しかし、赤ちゃんには身分証明書がないため、家族と一緒に「初めての身分証明書」を作ってもいいのではないでしょうか。ここからは、赤ちゃんがマイナンバーカードを申請して受け取るまでの方法を説明します。
出生届を出して通知カードを受け取る
赤ちゃんが生まれたら、誕生日を含めて14日間以内に出生届を役所に提出します。マイナンバーは12ケタの番号ですが、好きな数字を選ぶことはできません。後日、自宅にマイナンバーが書かれた通知カードが届きます。通知カードは、マイナンバーを知ることはできますが、身分証明書としては使うことができません。
赤ちゃんの写真を上手に撮影するコツ
申請には、赤ちゃんの写真が必要です。生まれたばかりの赤ちゃんは、首がすわっていません。ママが抱っこして正面を向かせることは難しいでしょう。赤ちゃんを真正面から撮影するためには、赤ちゃんを無地のシーツの上に寝かせます。シーツは、背景になるため柄のないものを選びましょう。帽子は脱がせます。そして、真上から撮影するのです。照明が真上からあたるため、顔もハッキリと写ります。ただ、赤ちゃんの真上から撮影するため、くれぐれもカメラやスマートフォンを赤ちゃんに落とさないように注意してください。
マイナンバーカードの申請をする
マイナンバーカードの申請方法には、郵送・スマートフォン・パソコン・証明写真機の四つがあります。郵送の場合は、写真をプリントして同封しましょう。スマートフォンやパソコンから申請するときには、写真をデータで送ります。証明写真機からの申請は、赤ちゃんを抱っこして撮影しなければなりません。
15歳未満の申請は、保護者が行います。申請は無料です。郵送の場合は、通知カードに同封されていた申請書を記入し、写真を貼って送ります。スマートフォンやパソコンから申請する場合は、オンライン申請用サイトから必要事項を入力してください。申請書に書かれているQRコードを読み取れば、オンライン申請用サイトに直接アクセスができます。
マイナンバーカードを受け取りに行く
申請が無事に終わると、後日「交付通知書」が届きます。交付通知書に書かれている受取場所に行き、マイナンバーカードを受け取りましょう。受け取りに必要な書類は、交付通知書に書かれています。自治体によっては、郵送による受け取りも始まっています。受け取りまでには、2カ月程度かかることもあるため、余裕をもって申請しましょう。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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