転園するメリット・デメリット
保育園から幼稚園への転園は、メリット・デメリットがあります。両面を知ったうえで、転園するかどうかを決めてください。待機児童の多い地域では、「仕事を続けられなくなり、保育園の退園を余儀なくされた」というケースもあるようです。環境が変わっても、子どもにとってよい面があることに期待しましょう。
小学校生活にスムーズに移行できるメリット
幼稚園の目的は、義務教育の基礎につながる教育をほどこすことです。 学校教育のような集団で学ぶ時間があり、ひらがなの読み書きやワークなどを行う園もあります。そのため、小学校生活にスムーズに移行できるというメリットがあります。保育園のような自由行動の時間は少ないので、小学校の集団生活にもついていきやすいでしょう。公立の幼稚園に入ることができれば、仲良くなったお友達と一緒に小学校に入学できます。職場近くの保育園から転園する方には大きなメリットです。
幼稚園生活に慣れるまで大変なデメリット
小学校生活には移行しやすくても、まず保育園から幼稚園の生活に慣れるまでが大変です。お昼寝がない、給食が違う、行動の自由度が低い、など、子どもにとってはストレスがあります。はじめは登園をしぶるケースも多いので、仕事を続けながら転園をさせる場合はサポートしてくれる人を頼んでおくと安心です。また、保護者同士の付き合いも親密になる傾向があるので、うまく距離を保つ努力が必要なこともあります。
おわりに
希望を持って保育園から幼稚園に転園される方もいれば、諸般の事情で仕方なく、という方もいるでしょう。どちらにしても、園で生活するのは子どもです。もし転園が決まった場合は、子どもの適応力を信じて、毎日の生活をサポートしてあげられるように努めましょう。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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