産後の不安定な身体を抱え育児に奔走するママたち。一日の疲れが出てくる夕方、そろそろ夕ご飯の支度をしなきゃ・・・そんなタイミングで突然赤ちゃんが号泣!なぜ?どうして?おむつも替えたし、ミルクも飲んだし・・・なぜ泣いているのかわからなくて途方にくれてしまいますね。これは一般に黄昏(たそがれ)泣きといわれるものです。ここではそんな赤ちゃんの黄昏泣きが起きる時期や対処方法をご紹介します。
「黄昏泣き」っていったいなに?
黄昏泣きは医学用語で「コリック」と呼ばれ、健康な赤ちゃんが特にはっきりとした原因がないのに、いつまでも泣いてしまうことを示します。夕方の決まった時間になると赤ちゃんが泣きはじめ、一生懸命にあやしても泣きやまない状態が続くとママはオロオロして疲れ果ててしまいますね。そもそもこの黄昏泣きってなんなのでしょうか。
黄昏泣きは原因がはっきりしていない
黄昏泣きの原因はおなかの不快感や脳の刺激への反応など諸説ありますが断定できる答えはまだ見つかっていません。赤ちゃんの気質や性格とも関係ないとされ、日中の疲れや寂しさを感じているなど諸説あるものの、原因ははっきりしていません。原因がわかれば対処の方法を考えることもできるのですが、それがわからないのが黄昏泣きの厄介なところです。
始まる月齢はいつ頃?そしていつまで続くものなの?
個人差はあるものの、黄昏泣きは一般には生後2カ月ころから始まり、ピークは3カ月ころといわれています。そして徐々に治まっていき、生後6カ月を過ぎるころにはほとんどの赤ちゃんが黄昏泣きを卒業します。数字だけみるとほんのわずかな期間にみますが、たとえ一カ月程度だったとしても原因がわからず毎日のように泣き続けるとなると、夕方がくるのが憂鬱(ゆううつ)になってしまいす。しかし必ず終わる日が来るという点は、黄昏泣きに悩むママたちに力をくれますね。
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黄昏泣きかな?と思ったらするべきこと
黄昏泣きは多くの赤ちゃんが通る道であり、心配する必要はありません。ただ、夕方に泣いたからといって黄昏泣きだと決めつけるのは禁物です。本当に体調が悪い場合もあるので、泣いている原因がないかを必ず確認するようにしましょう。
それは本当に黄昏泣き?泣く原因がないかをチェック
赤ちゃんが泣きはじめたら、まずは泣いている原因を探ります。赤ちゃんは黄昏泣きではなく以下のような理由で泣いている可能性があります。
- おむつがぬれている
- おなかがすいている
- げっぷが出ない
- おなかにガスがたまっている
- 暑い、寒いなど環境が不快
- 痛い、かゆい、熱がある
- 眠いのにうまく眠れない
泣いている原因と思われるものをすべて確認した上で、何も原因がないのに泣いている場合のみ、黄昏泣きと判断しましょう。
赤ちゃんが黄昏泣きを始めたら注意するべきこと
黄昏泣きをしている赤ちゃんが泣き続けるのは基本的に問題ありません。しかし、泣くことでおなかに力が入ると吐き戻ししやすい状態になります。吐いた場合、おう吐物が赤ちゃんの気管に入らないように注意しましょう。また、黄昏泣きをしている赤ちゃんはあやしても泣きやまないものなので、ゆったりした気持ちで泣きやむのを待ちましょう。泣きやませようと激しく揺さぶることは脳に損傷を負う可能性があるため厳禁です。
黄昏泣きが始まる前に準備をしておきたいこと
黄昏泣きが始まる時間は決まって夕方。赤ちゃんが黄昏泣きで泣きはじめる前に、夕食などの家事を終わらせておきましょう。泣いている時間が長い赤ちゃんの場合は、先にお風呂も済ませておくのもひとつの手です。こうした準備をしておけば、あれもこれもやらなきゃいけないのに赤ちゃんが泣いてイライラ、といった事態は避けられますね。赤ちゃんが泣いたときママがゆったりした気持ちでいるだけでも、黄昏泣きのつらさは軽減することでしょう。
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