肌を保護しておむつかぶれを防ごう
赤ちゃんをおむつかぶれから守るには、お尻に軟こうや薬などを塗って肌を保護する対策をとることも有用です。ただし、塗り方によっては逆に肌を荒れさせてしまうこともあるので、正しい方法で塗ってあげるようにしましょう。
対策法5:ワセリンを塗って肌を保護する
ワセリンは赤ちゃんの皮ふを刺激から保護するのにも役立ちます。おむつかぶれの炎症を抑える働きはありませんが、皮ふ(角質層)へ浸透せずに肌表面にとどまるために、水分蒸発による肌の乾燥を防いだり保護膜として肌を外敵な刺激から守ったりする効果が期待できます。お尻を清潔にしてから薄く塗るようにしましょう。ワセリンを塗っている間は肌の通気性がよくない状態になるので、おむつ替えのときにワセリンもおむつもつけない時間をつくって、赤ちゃんのお尻が空気に直接触れるようにしてあげるとよいですよ。
対策法6:馬油を塗って肌を保護する
馬油(バーユ)は、古くから肌トラブルのケアに使われてきた、馬の皮下脂肪を原料にした天然の保湿剤です。成分が人の皮脂に近いために、低刺激性で赤ちゃんの敏感な肌に使うことができます。皮ふ表面に膜をつくって保護する働きのほか、抗炎症作用や血行を促進する作用があり、おむつかぶれ対策だけでなく乳児湿疹の対策に用いられることもあるスキンケアアイテムです。馬油を塗るときも肌を清潔にしてから使用します。赤ちゃんの体質によっては、かえって肌状態を悪化させてしまうことがあるので、馬油を塗って肌が赤くなったり荒れがひどくなってしまったりした場合には、使用を中止して受診するようにしましょう。
おわりに
家でできるおむつかぶれ対策法を六つご紹介しました。おむつかぶれには、お尻を清潔にして乾燥を保つことが大切です。ホームケアをしても症状がなかなか改善されないときには、早めに病院を受診するようにしましょう。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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