自分のスケジュールを自分で組ませるために
小学生になると、毎日やらなくてはいけないことが決まってきますね。塾や習い事が入ってくると、ますます子どもたちの時間は限られてきます。「宿題はやったの!?」「明日の用意は?」と声かけし続けるだけでは子どもたちの成長につながりません。
やるべきことを見える化する
一日の中でやらなくてはいけないことを、TODOリストにして子どもに提示します。わが家でもしていますが、これがあることで子どもは他に何をしなくてはいけないのかを一目で知ることができるので、自分からまだやってないことをしようと行動するようになります。親もなかなかやらない子どもにイライラすることが減りますから、おすすめです。
順番を自分で決めさせる
やるべきことを見える化したら、それらをこなす順番を子どもに自分で決めさせます。宿題、明日の用意、お風呂、歯磨き、トイレ・・・寝る前にすることでもいくつもありますね。親が一方的に次はこれをやりなさい、と言うよりも、自分でどれからやるかを決めさせるだけで、子どもはやるべきことを頑張れるようになります。親に言われたから、ではなく、自分で決めたことだから頑張ろう、という気持ちになってくれるのです。
楽しみな予定をいくつか用意する
今度の日曜日にお出掛けする、外食する、おやつに好物を用意する、というささいなものから、誕生日パーティーや旅行の予定などの大掛かりなイベントまで、さまざまなイベントごとを子どもに意識させます。子どもにとっては、日々のささいな楽しみの方がうれしかったりしてしまうものですから、これらを家族共有のカレンダーに提示することで、この日にやらなくてはいけないこともはやめにやってしまおう!という気持ちにもなれます。特に、夏休みなど子どもが時間を持て余しがちな長期休暇には効果的です。
おわりに
子どもが時間管理をすることの重要性と、時間管理の教え方をお伝えしました。親が時間管理をしっかりできていないと、自信を持って子どもに教えることができないと考えている方もいるかもしれません。しかし、親でも完璧にはできない、できなかったときは他の方法でカバーすることができるということを教えるいいチャンスです。子どもと一緒に自分の時間管理を頑張ってみるのもおすすめです。
ピックアップ
40代前半。15年間の義両親同居のモラハラ生活を経て離婚、現在は15歳の長男と10歳の次男と3人で暮らしています。子どもたちにはそれぞれ特徴のちがう発達障害があります。離婚後、保育士資格を取得し、いかに自立していくかを模索中です。
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