地頭を鍛えることができる!おすすめの遊び3選
「地頭をよくするためには、遊びも必要なの?」と疑問に感じる親もいるかもしれません。しかし、遊びには子どもが自分で考えたり、分析したり、褒められてうれしい経験をしたりなどの、自然と地頭が鍛えられる要素がつまっています。ここでは、地頭を鍛えることができる遊びについて、ご紹介します。
子どもとトランプ遊びをやってみる
トランプ遊びはシンプルに見えますが、子どもの地頭をよくするには最適なゲームです。例えば、七ならべは、考える力や相手の気持ちを推察する力を鍛えることができます。自分の持っているカードをどのように使えば、いち早くゴールにたどり着けるのかを学ぶこともできるでしょう。また、相手が手持ちのカードを出さないことによって、勝つための邪魔をされるため、相手の考えていることを把握する能力も身に付きます。
ルールを覚えやすいオセロをするのも可
オセロも頭を使うゲームとして注目されています。日本では少しなじみが薄いかもしれませんが、ルールは子どもにも理解できるものなのでぴったりだといえます。しかし、角を取られると不利になるなどのデメリットまでは理解できない場合が多いので、最初は負けてしまう確率が高いかもしれません。ただ、繰り返していくうちに子どもも「これをしたら負ける」という学習をしていきますので、工夫しながら相手に勝つにはどうすればよいかという解決策を増やせることでしょう。
手軽なパズルで想像力を育んでみる
パズルは、親世代も一度は体験したことの多いゲームだといえるでしょう。土台とピースだけの道具を使いますが、完成型はどうなるのか、どの位置にピースを当てはめればうまく行くのかなど、考えるとともに想像力を働かせる必要があります。また試行錯誤して完成したときの達成感は、子どもの自信にもつながりますね。
おわりに
親は、子どもに「頭がよくなってほしい」と少なからず願うものです。しかし、テストの点数だけがよく、自分で考えることや人とうまくコミュニケーションを図ることができなければ、ゆくゆくは困難な問題にぶつかってしまうこともあるでしょう。そのためには、目に見えない能力である地頭をよくする育て方を、小さな頃から親が心がけることが大切だといえます。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。