【保育監修】ロンパースの肌着っていつまで着せる?保育園には着ていけない!?

保育記事監修者プロフィール:伊藤 先生のイラスト 伊藤美緒先生

保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。

3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。

生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/


ロンパースはいつまで
赤ちゃんらしくてかわいらしいロンパースですが、いつまで着せているかは意見がわかれるところです。特に保育園に子どもを通わせている場合、ロンパースではなく上下二つにわけられる服装が指定されることもあります。ここではロンパースの特徴を振り返りつつ保育園でロンパースを使わない理由や、ロンパースの卒業時期について紹介します。いつまでロンパースを着せるのか判断する参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんのロンパースはかわいい!

うつぶせの赤ちゃん
ロンパースは服の上下がつながっているベビー服です。生まれてから短い間でしか着られませんが、赤ちゃんらしくてかわいいデザインが魅力です。つい1枚2枚と買いそろえてしまうことがあるかもしれませんね。

赤ちゃんの服は形状がさまざま

赤ちゃんの下着や服の形状には多くの種類があります。生まれてしばらくは前合わせの肌着などで過ごしますが、生後1カ月くらいになって足をばたつかせるようになると、ロンパースを着せる機会が増えてきます。
ロンパースはカバーオールとも似ていますが、一般的に足がついていないもののことを指します。前身がボタンで留めてあるので、おむつ交換の時には足回りだけを外せば簡単に交換ができます。

ロンパースのメリット

ロンパースの良いところはなんといってもおなかや背中が出にくいところです。赤ちゃんがずりばいやはいはいをする際におなかが出ていると何だか冷えてしまいそうですよね。その点ロンパースを着せているといつもおなかを温かく保護できます。寝冷え防止のためにパジャマとしてロンパースを愛用するママも多いですね。
また、赤ちゃんのうんちは時折おむつから漏れてしまうことがあります。ある程度汚れを受け止めてくれるメリットもあります。

ロンパースのデメリット

ロンパースはボタン式なので、赤ちゃんが活発に足を動かしたり寝返りをうったりすると着せにくい服になってしまいます。どうにかボタンを留め終わったと思ったのに途中でボタンがずれていて、最初からやり直しになるということにもなりやすいです。そしてもしボタンがきつくなってしまっているとさらに着せるのが難しく、大変な思いをすることがあります。

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ロンパースは保育園で着用できない場合も

保育園で着替える
保育園の方針によっては赤ちゃんでもロンパースを着用できない場合があります。また、0歳児は良くても、1歳児ではロンパースを控えてほしいといわれることもあります。ロンパースが保育園向きではないとされるのは、その独特の形状に理由があるようです。

脱ぎ着に時間がかかる

ロンパースはボタンが多く、慣れている先生でも子どもの着替えに手間取ることがあります。保育園は外から帰ったときや食事のあとなど頻繁に着替えをします。たくさんの子どもを見ながら対応しているので、それぞれの着替えにあまり時間をかけることができません。仮にロンパースでも良いといわれる場合があっても、場合によっては股のボタンがうまく留まっておらず、違和感のある着こなしで過ごすことになる可能性もあります。

着替えの練習をさせたい

1歳児くらいになると保育園では自分でできる着替えは自分でするようになります。ゴム式で伸びやすい素材のズボンであれば自分で降ろすこともできますが、ロンパースの場合はボタンが難しく自分ではうまく脱げません。自分でうまく対応できず泣いたりかんしゃくを起こしてしまったりしたらかわいそうですよね。

トイレトレ―ニングの妨げになる

0歳児クラスではお試し程度でも、1歳児からは本格的にトイレトレーニングが始まる保育園が増えてきます。トイレトレーニングを行う目安として、トイレに行きたくなったら教えてくれる、実際にトイレにまたがることができる、といったことの他、自分で服の脱ぎ着ができるかどうかも大切です。ロンパースの場合うまく自分で脱ぎ着できないだけでなく、股の部分が垂れ下がり汚れる可能性もあります。

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