3~6歳児、幼稚園に通う幼児期の食事やおやつは、それ以前の乳幼児期と違って「絶対にNG」という食材は少なくなります。歯も生えそろってあごの力も強くなり、かなり固い食材でも食べられるようになります。しかし、歯やあごが丈夫でも胃腸の消化機能はまだまだ未熟です。大人と同じメニューを食べさせてしまいがちだけれど、なるべく避けたほうがよい食材について見ていきましょう。
塩味が濃い、香辛料が強い、加工食品
味の濃いものは食が進みますが、3~6歳児の幼児期は味覚を育てる時期でもあります。塩味の濃い食べ物や、スパイシーな食べ物、加工食品などは、いったんその味に慣れてしまうと薄味のお料理を物足りなく感じて食べなくなってしまいます。特に避けたい食品についてお伝えします。
各国エスニック料理などスパイシーな食べ物
タイ料理やインドカレー、キムチなどのエスニック料理は、トウガラシをはじめとする香辛料がたっぷりと含まれています。子どもはからい食べ物が苦手な場合が多いですが、現代っ子の中にはこれらの食品を好んで食べる子も結構います。親は「食べているからいいのかな…」と思ってしまいますが、からすぎるものは胃腸を痛めますので未就学児童にはNGです。
ソーセージやベーコン、ちくわなどの加工食品
ソーセージやハム、ベーコンは子どもが大好きな食品ですが、塩分や油分が多く、また内臓に負担をかける食品添加物が含まれていることが多いです。ちくわ、はんぺん、かまぼこも同様です。どうしても食べたいという場合は、そのまま食べさせるのではなく、スープのだしに使ったり、湯がいて塩分や油分をある程度除去してから食べさせたりしましょう。
ピザ・パスタ・カレーなどの冷凍食品やレトルト食品
冷凍食品は保存料や化学調味料、着色料など食品添加物のオンパレードです。塩分だけでなく糖分も多く含まれていることが多いです。冷凍食品など化学調味料を多用した食品を常食していると、味覚が鈍くなり家庭の手作りの食事では物足りなく感じるようになってきます。子どもだけでなく大人も常食しないことをおすすめします。
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ファストフードなど油分の多い食品や調味料
3~6歳児になると外出する機会もグッと増えそれに従って外食も増えます。しかし外食には塩分だけでなく油分の多いメニューも多く、子どもの未熟な内臓には負担になります。なるべく避けたほうがよい食品や調味料についてお伝えします。
フライドポテトやスナック菓子など
手軽で安いファストフードは便利ですが、ハイカロリーで栄養価はほとんど無いというのが実情です。フライドポテトだけでも500kcalちかくあり、子どもには油分も多くおなかを下すこともあります。また、スナック菓子など移動中の車内でつい食べさせてしまいますが、ハイカロリーで食事に影響が出ますので果物やおにぎりを持参するのがいいでしょう。
マーガリンはトランス脂肪酸の塊
外食でパンを頼むとマーガリンがついてくることがありますが、マーガリンは昨今話題の「トランス脂肪酸」の塊です。海外では法律でトランス脂肪酸を食品に用いることを禁止している国や地域も増えてきています。それだけ健康への害が大きい食品と言えますので、子どもだけでなく大人もなるべく避けたいですね。味も香りもよいバターを少量使うように切り替えましょう。
マヨネーズはスプーン1杯で90kcalも!
子どもが大好きなマヨネーズ。かなり油分の多い調味料であり、スプーン1杯で90kcalとハイカロリーです。カロリーだけでなく保存のための添加物も多く子どもの体には負担が大きいと言えます。家庭内では食卓にチューブごと出して「セルフサービス」にすることはやめましょう。子どもは調子に乗ってドバドバかけますので、前もってマヨネーズで味付けした料理を出す、など食べすぎない工夫が必要です。
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8歳の甘えん坊娘と2歳イヤイヤ息子のママです。読書と野外フェスとクライミングが好きです。
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