自由にのびのび子育てするポイント
ほったらかしの間違った放任主義やネグレクトにならず、過保護や過干渉にもならずにうまく子どもを育てていくコツはどこにあるのでしょうか。ここでは、正しく自由にのびのび子育てするための三つのポイントをご紹介していきます。
物事を判断する「どだい作り」を忘れずに
子どもに自由にさせるために大切なのは、あらかじめルールや約束事を決めておくこと、そして、物事の善悪を日ごろからきちんと教えておくことです。ここでは、親の都合によるルールや善悪ではなく、一般常識に照らし合わせた社会生活を送る上で大切なルールや善悪を伝えることが重要です。
親の都合でコロコロとルールが変わってしまうと子どもは混乱してしまいますから、この点は十分注意してください。子どもに物事を判断するどだいとなる教えをきちんと伝えた上で、自分が着る服やメニュー、何で遊ぶか、挑戦するかどうか、などの日常に起こりうるさまざまな選択を子どもに任せ、親は黙って見守りサポートしていく、これこそが子どもが自由にのびのび育つ放任主義子育てのポイントです。
「黙って見守る」ための忍耐力と精神力が鍵
この「黙って見守りサポートする」ことは、手取り足取り親が助け舟を出す過保護・過干渉の子育てよりも、実はずっと大変なことです。着る服ひとつにしても、子どもに選ばせれば時間がかかります。子どもの判断に任せることによって子どもが失敗し、心を痛めることも多いでしょう。それでも親は子どもを信頼し、子どもが何を考え、どう行動するのか、口を出さずにじっと見守っていなければならないのです。親の忍耐力、精神力もまた、放任主義子育てを成功させるポイントのひとつと言えるでしょう。
子どもらしく成長できる経験を邪魔しない
もうひとつ大切なのは、子どもが子どもらしく成長できる過程を自然な形で経験させてあげることです。自由に走ったり跳んだり登ったりすることで、子どもは基本的運動能力や基礎筋力を身につけ、また、お友達とのけんかやトラブルを通して、泣いたり怒ったり我慢したり謝ったりを経験し、人との関わり方を学びます。
生きていく上でごく自然で当たり前の出来事を子どもが傷つくからと排除したり必要以上に干渉したりせず、しっかりと経験させてあげましょう。そうすれば、子どもは自分の意志で考え、発見し、本当の意味で自由でのびのびと育つことができるのです。
おわりに
いかがでしたか?ここでは自由にのびのび育てる放任育児についてご紹介しましたが、子どものタイプによっても合う合わないがあります。大事なのはしっかりと愛情を注ぎながら、子どもにきちんと向き合うことです。いかなる方法でも、親は子どもが自分らしく生きるためのサポートをしてあげたいですね。
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仕事もしながら3歳の娘の育児を頑張る高齢ママです。
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