書き初めを書くときのポイント
毛筆独特の筆の運び方が理解できれば、あとは書き初めを書くだけ。書き初めに指定されている用紙が半紙ではない場合、半紙に書くのと少し勝手が違います。どんなことに注意をすればよいのか、ポイントをご紹介します。
書き初めを書くまでに準備すること
まずはウオーミングアップも兼ねて、普通の半紙に課題の文字を書いて練習しましょう。課題の用紙に合わせた文字の大きさで書くと、感覚をつかむことができます。
実際に大きな紙に書き初めを書くときは、床に紙を置いて書くことをおすすめします。紙全体を見渡すことができ、文字どうしのバランスを見ながら書くことができるからです。床に新聞紙を敷き、その上に下敷きと用紙を置きます。慣れている人なら立って書きますが、慣れないうちは紙の上に座って書いてもかまいません。
全体のバランスをチェック
書き初めを書くときは、文字の配置バランスに注意することが大切です。床に紙を置いて書くと、紙全体を真上から見ることができ、おのずとバランスにも目が行きます。書く文字の数に合わせて紙を折り、一文字当たりのスペースの見当をつけておく方法もおすすめです。
ひらがなは漢字よりも小さめに書き、すべての文字の中心がそろうよう意識します。ちょうど文字の中心に串が一本通っているイメージです。こうすると、全体のバランスが取れます。
おわりに
書き初めを書くときに意識しておきたい筆の使い方やバランスよく書くポイント、書き初めをする前の準備についてご紹介しました。
せっかくの書き初めです。課題の書き初めだけでなく、年の初めの抱負なども書いてお正月気分を味わいましょう。また、お父さんやお母さんも子どもと一緒に筆を持ち、ぜひ書き初めをしてみてくださいね。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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