スポーツをしている子なら試合、中学受験をする子なら模試や入試と、小学生にも大切な「本番」の日があります。そんな大切な日に、子どものコンディションが悪いと本領発揮ができません。子どもが後悔しないよう、親はどのようなサポートができるでしょうか？
ここでは、本番に向けて子どものコンディションの整え方を「日常」「前日」「当日」に分けてまとめてみました。
日常生活からコンディションを整える
本番の日に子どもが最高のパフォーマンスを発揮するには、毎日の積み重ねが大切です。スポーツにしろ、勉強にしろ、まずは体調が一番。
そして、メンタルを整えること、自己肯定感を持たせること。これらは、本番前日や当日にいきなり整えられることでは難しいといえるでしょう。
規則正しい生活とストレスのない声がけ
体調を整えるには、規則正しい生活を心がけます。毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝ます。食事も1日で栄養バランスが取れるように工夫を。練習や勉強、そして休憩の時間もメリハリをつけましょう。
また、スポーツで試合、芸術系ならコンクール、中学受験なら模試など、前回の成績が振るわなかった場合、「できなかったこと」を親が指摘することはやめましょう。子どもが必要以上に落ち込んでしまいます。
技術的な注意などはコーチや先生に任せて、親は努めて「子どもができていること」を声がけしましょう。自信がつくと、前向きに様々なことに取り組めます。
頭と身体、両方を動かす工夫をする
勉強ばかりではなくストレッチなど軽い運動、スポーツばかりでなく頭の体操もしましょう。受験には体力も必要ですし、スポーツにも戦略が必要です。どちらかの能力だけを鍛えても、いつか限界がきてしまいます。
頭脳と身体、バランスよく鍛えてあげることで「できること」が増えますし、何より体も軽くなり、頭もクリアになります。
もし、どうしても運動が苦手だから体を動かさないなら、親と一緒にバドミントンなどで遊んだりするのもおすすめです。
逆に、勉強が苦手だから頭を使いたくない子には、ゲーム感覚で出来る脳トレなどを一緒に取り組んでみるのもいいですね。
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本番前日にできるコンディションの整え方
いよいよ明日が本番となると、親も子どもも緊張してきますね。しかし、本番の日に緊張しすぎないように、パニックにならないよう前日の準備こそが大切です。
日常通りの生活をしながら、次の日に向けてしっかりと準備をしておきましょう。
前日でもきちんとおさらいをしておく
サッカーならボールに触れておく、バレエやピアノでも本番と同じ演目を通しておく、模試ならテスト範囲を確認して苦手な単元をもう一度解いておくなど、軽くおさらいをしておきましょう。
一切何もせずに本番当日を迎えてしまうと、スポーツなら体が思い出すことに、勉強なら頭が働きはじめることに時間がかかってしまいます。
また、やりすぎも厳禁。体を使いすぎて、本番になっても疲れが取れていないとなると本末転倒です。あくまでも、コンディションを整えるための準備だと思いましょう。
子どもと一緒に当日の準備をする
「雨が降るかも」「寒いかも」「暑いかも」など、不測の事態も考えて準備をしましょう。前日にさまざまなシミュレーションをしながら準備をしていると、当日に意外な出来事が起こっても慌てずに対処できるように心の準備もできます。
親が全てを整えるのではなく、子どもと話しながら準備を。当日持っていく荷物は、自分でカバンに詰めさせると「どこに何があるか」が把握できます。着替えをきちんとたたむ、道具をきれいにしておくなども自分で出来るように。カバンの中や道具を整えていると、心が落ち着いていきます。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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