赤ちゃんの頭にまつわる注意事項
赤ちゃんの頭の寝ハゲやへこみの原因と予防法がわかったところで、早速実践!といきたいところですが、注意しなければならないポイントもいくつかあります。以下の三つに注意して、赤ちゃんの頭を守ってあげましょう。
生まれつきある大泉門はへこみとは違います
赤ちゃんのおでこ上部から頭頂部の間に少しへこんでいる箇所がありますが、これは「大泉門」というもの。触ると柔らかく、ぶよぶよとしていて、分娩(ぶんべん)の際に頭を小さくして狭い産道を通ってくるために必要なものなのです。大泉門があることは異常ではないですが、脳を保護するにはまだまだ未熟な固さ。日常でできたへこみとは違うものなのでむやみに触らないようにしましょう。
絶壁を防げるうつぶせ寝には注意も必要
数年前は、赤ちゃんの頭を絶壁から防ぐためにうつぶせに寝かせていた家庭も多くありました。しかし、赤ちゃんをうつぶせに寝かせるということで「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の発症率が高まってしまうと研究者の調査にて明らかになったのです。睡眠時の窒息事故を防ぐといった面でも、必要外のうつぶせ寝は推奨できないといえますね。
乳児脂漏性湿疹でも髪の毛は抜けてしまう
後頭部を擦って寝ハゲができる以外に、「乳児脂漏性湿疹」で髪の毛が抜けてしまうことも。これは過剰に分泌した皮脂の影響により頭皮が荒れてしまうことが原因なので、毎日の入浴で皮脂汚れを落とし、清潔を保ってあげることで防ぐことができます。万一できてしまった湿疹を引っかくことのないよう、赤ちゃんもママも日頃から爪を丸く短く切りそろえましょう。
おわりに
いかがでしたか?赤ちゃんの後頭部に寝ハゲやへこみが生じると不安になるかもしれませんが、そのほとんどは成長過程にあるもの。原因や予防法について紹介しましたが、心配しすぎず楽しい子育てライフを送ってくださいね。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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