1歳くらいの赤ちゃんが病気になった場合、保護者の方が悩むのが「小児科と専門医のどちらにいくべきか」の選択ではないでしょうか。取りあえず小児科にいけばよいのか、それとも専門医にいけばよいのか迷ってしまいますよね。そこで今回は「急な発熱のときには?」「オムツかぶれがひどいときには?」など、さまざまなタイプ別に小児科と専門医にいくケースの違いについてまとめてみました。
赤ちゃんの病院選び!「小児科」
赤ちゃんの病気やケガのときに最初に受診先として検討するのは小児科ではないでしょうか。そのため、いざというときのために信頼できるかかりつけの小児科を見つけておくと安心ですね。ここでは、小児科にいくケースをみていきます。専門医にいくべきか迷ったときには、まずかかりつけの小児科に電話で問い合わせてみましょう。
急な発熱の場合はまず小児科へ相談しましょう
1歳くらいの赤ちゃんが急に熱を出した場合、さまざまな原因が考えられます。原因がはっきりしない場合は、まず小児科を受診するとよいでしょう。身の回りでインフルエンザやはしか、水ぼうそうなど感染力の強い感染症がはやっている場合は、病院によっては受診ルールが定められている場合もあります。事前に電話で連絡をし指示を仰ぎましょう。
嘔吐(おうと)や下痢の場合も小児科へ相談しましょう
赤ちゃんや子どもに嘔吐(おうと)や下痢の症状がみられる場合も、まずはかかりつけの小児科に相談してみましょう。風邪やウイルスなどによる胃腸炎の他にも、腸重積などの病気が原因で嘔吐(おうと)や下痢をしていることもあります。また、子どもの嘔吐(おうと)や下痢は脱水症状になりやすく、点滴が必要になるケースも少なくありません。小児科以外の医療施設では子どもの点滴には対応できないこともあるので注意が必要です。
便秘をして機嫌が悪い場合も小児科へ相談しましょう
赤ちゃんが何日も便秘をして機嫌が悪いような場合も、小児科の受診をおすすめします。便秘で内服薬を処方される場合も、かん腸などの処置をされる場合も、赤ちゃんの対応に慣れている小児科を受診した方が診察や処置などがスムーズです。食事や生活習慣などで便秘が続いているようなときは、相談してアドバイスをもらうようにしましょう。
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赤ちゃんの病院選び!「皮膚科」
1歳くらいの赤ちゃんの疾患で意外と多いのが、皮膚病ではないでしょうか。新陳代謝が激しい赤ちゃんは汗をかきやすいためあせもができやすく、湿疹やオムツかぶれなどさまざまなお肌のトラブルがおこる可能性があります。ここでは、皮膚科にいくケースをみていきましょう。
「あせも」がひどい場合は皮膚科へ相談しましょう
たくさん汗をかく赤ちゃんは、首や手足のくびれの部分や、背中やおなか、おしりなどによく赤い小さな湿疹「あせも」ができてしまうことがあります。このあせもにばい菌が入ってしまうと、黄色い膿(うみ)がでたり赤いブツブツが大きくおでき状に膨らんでしまったりしますので、早めの皮膚科の受診をおすすめします。小児科でも対応してくれますが、皮膚病の専門である皮膚科の方がよりスムーズな診断と対応が期待できるでしょう。
「オムツかぶれ」がひどい場合も皮膚科へ相談
軽度のオムツかぶれであれば、かかりつけの小児科でも対応可能です。しかし、小児科で処方された薬を使ってケアしていても長期間症状が改善されない、ただれがひどいなどの症状がみられる場合は、単純なオムツかぶれではなく、カビの一種であるカンジタ菌による感染やその他の原因も考えられます。このような場合、診断には専門の知識と検査が必要になりますので、皮膚科を受診するようにするとよいでしょう。
「皮膚のトラブル」の場合は皮膚科へ
あせもやオムツかぶれ、カンジタ菌の感染の他にも、トラブルがおこりやすいのが赤ちゃんのお肌の特徴です。原因は、上述したような細菌やウイルスなどの感染によるものや衣服による接触やアレルギーなど、さまざまで、診断には専門的な検査や知識が必要になってきます。また、症状もかゆみのあるものや痛みのあるものなど多岐にわたりますので、小児科では原因を特定することが難しい場合があります。そのため、皮膚のトラブルの場合は、皮膚科を受診することが緩和への近道だと言えるでしょう。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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