ストレスをためない食べさせ方
赤ちゃんの興味はあれこれと移り変わります。出されたものを黙々ときれいに全部食べる、ことはまずあり得ません。手づかみ食べをさせると、世話をする大人にもストレスがたまります。「もうやーめた!」とならないために、こちらのストレスを緩和させる工夫をしましょう。
片付けやすい環境を作る
手づかみ食べで一番がっくり来るのが、テーブルや床に散らばった食事の後片付けです。やってほしくないものに限って、ブンブン振り回したり、遠くに投げたり・・・。畳やカーペットの染みは数知れず、うっかり踏んづけてしまうこともしばしばです。このストレスをやわらげるには、事前の一手間しかありません。気にしない人なら、いっそ新聞紙など捨てられる紙を床にしいてしまってください。「せめてかわいく」と思うなら、100均のピクニックシートや大きめのテーブルクロスを試してみてはいかがですか。
時間がきたら思い切って撤収
赤ちゃんにはなるべくたくさん食べてほしいと思ってしまいますよね。でも、手づかみ食べが遊び食べになっているようなら、思い切って食事は切り上げてください。遊びも一種の学習ともいえますが、遊んでいるのか食べているのかわからない状態にえんえんと付き合わされるストレスは膨大です。「おなかいっぱいだったら終わりだよ」とさっぱり言ってお皿を下げ、泣くようでしたらスプーンでなんさじか食べさせて終わりにします。次の食事までしっかり時間をあけ、おなかをすかせるのも大事ですよ。
おわりに
はっきり言って、手づかみ食べは準備にも片付けにも一手間かかります。しかし、赤ちゃんの脳や身体の発達、そして自立心の発達にも役立つことであるのは間違いありません。この際、一緒に手づかみ食べを楽しむ覚悟でがんばってください!
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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