子どもがスマートフォンを利用して視力低下しないように気をつけるポイント

視力の低下に限らずこんな問題も

子どものスマホ依存
スマートフォンの長時間利用によって生じる肩こりや腱鞘(けんしょう)炎、視力低下やドライアイといった症状全体を「スマートフォン症候群」といいます。また、スマートフォンを持っていないと不安を感じてしまう「スマートフォン依存症」も問題となっているのです。以下に詳しくまとめました。

肩こり・疲れ目・眼精疲労の可能性

スマートフォン使用時はつい頭が下がりがちな体勢をとってしまいませんか?長時間この姿勢を続けてしまうと、首の後部から肩にかけ筋肉がこわばってしまい、血流が悪化してしまいます。これが、肩こりの原因となるのです。また、長時間連続して画面を見続けていることで疲れ目や眼精疲労を引き起こし、睡眠をとっても目がかすみ、痛みが治らない状態になってしまうこともあります。

スマートフォン肘・スマートフォン巻き肩・ドケルバン病

スマートフォンを長時間目の前の位置に保つため、肘の筋肉を酷使すると「スマートフォン肘」を引き起こすことがあります。また、スマートフォン利用で身体が丸まり猫背になる態勢を「スマートフォン巻き型」といい、肩こりになる原因であると同時に、片頭痛や目のかすみを引き起こすこともあるのです。さらに、指を頻繁に使用すると”狭窄(きょうさく)性腱鞘(けんしょう)炎”の一種である「ドケルバン病」になる可能性もあります。

うつ症状を引き起こしてしまう恐れも

首は自律神経が集中している箇所でもあります。スマートフォン利用は首を長時間圧迫してしまうため、”副交感神経”の働きを阻害することもあるのです。その結果、頭痛やめまい、食欲不振や不眠を引き起こし、全身に倦怠感が生じます。さらにこの状態が続けば精神面に悪影響を及ぼし、「うつ症状」を招いてしまうこともあるのです。

おわりに

いかがでしたか?子どものスマートフォン利用は少なからず目に影響を与えることになります。長時間・短時間関係なく、スマートフォンは連続使用せずに休憩をはさむこと、姿勢を整えてあげるなど、将来の子どもの目を守るためにもできる限りのことをしてあげましょう。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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