赤ちゃんが生まれて、忙しいけれど楽しい毎日。さて赤ちゃんはいつもどこにいますか?基本的には、赤ちゃんのために用意された、小さな専用のお布団にいるのではないでしょうか。まだ寝返りもうてない赤ちゃんの居場所は、眠っているときも起きているときもお布団の上。実はお布団には多くのダニが生息しているのです!今回は、布団のダニを退治する布団掃除機の気になる効果と選び方をご紹介します。
赤ちゃんの湿疹の原因になるダニ
産まれたばかりの赤ちゃんは、顔などによく湿疹がでます。乳児湿疹といわれ、生後半年くらいまで原因が特定できない湿疹が続くこともあります。皮脂の分泌や肌の乾燥が関係しているようですが、中にはこうした原因ではなく、ダニによる湿疹ができている場合もあるのです。
人を刺すツメダニやイエダニは少数派
家の中には、何種類かのダニが生息しています。ダニの約7割がチリダニ科のダニで、人を刺すことはありません。しかし、人を刺すツメダニやイエダニも少数ですが存在します。ツメダニに吸血性はなく、梅雨時や秋口に増え、8~9月に被害が拡大します。イエダニは哺乳類の血を吸うダニで、6~9月に多く発生します。もしこの時期に手足や体に多くの発疹ができたら、ダニの被害を疑う必要があるでしょう。ツメダニは、チリダニの死骸をエサにして増えてしまいます。
ダニの死骸やフンがアレルゲンに
少数派のダニに刺されることよりも、湿疹の原因になりがちなのが、ダニの死骸やフンです。家庭ダニの多くを占めるチリダニは、布団や枕、ソファなどに多く生息しています。ダニの寿命は2~4カ月あり、毎日大量のフンをします。生きているダニや死骸よりもフンのほうがアレルゲンとしての数値が高く、ぜんそくやダニアレルギーの原因になります。
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布団掃除機に期待される効果
ダニを退治するには、布団を天日に干したり、表面を布団たたきでたたいたり、乾燥機にかけたりとさまざまな方法が試されてきました。現在は、家電メーカーから布団専用の掃除機が販売されています。布団掃除機には、どのような効果が期待されているのでしょうか。
ダニの死骸やフンを吸い取る
布団掃除機は、布団の表面をなでるようにかける専用掃除機です。海外の有名メーカーや国内の家電メーカーまで、さまざまな工夫を凝らした製品があります。布団掃除機の第一の機能は、布団の中のダニの死骸やフンを吸い取ることです。生きたダニを吸い取ってしまうことができればよいのですが、生きているダニは爪で布団の繊維にしがみついて抵抗しますから、なかなか取ることができません。死骸やフンのほうがアレルゲンとして厄介ですので、まずはこちらを吸い取って除去することが期待されています。
布団の表面をきれいにする
布団掃除機は、ハンディータイプが小回りがきいて便利なため人気があります。また、普通の掃除機のヘッド部分を布団専用のものに取りかえて使っているご家庭もあります。布団掃除機は、どちらにしても表面付近しかきれいにすることはできません。布団の内部までは、吸引力が及ばないのです。布団の奥まできれいにしてダニを取り除くには、掃除機以外の方法を検討する必要があります。ダニは乾燥に弱いので、50℃以上の高温にさらされると死んでしまいます。それでも死骸やフンは残りますが、布団表面を掃除機で吸い取ることをやっておいたほうがよいといえるでしょう。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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