1年で最初のお楽しみの「お年玉」。日頃手にすることがないたくさんのお金が一気にあつまるお年玉に、子どもたちも大喜びのことでしょう。このお年玉の使い道はどうしていますか?どうせまだ使い道はないからと、全額貯金にまわしてしまってはいませんか?実は、お年玉は、浪費しがちな子どもたちの金銭感覚を養う絶好のチャンスなのです。今回は、お年玉を利用して、「子どもにお金の管理を教える方法」を中心にご紹介していきます。3歳から6歳くらいのお年玉をもらいはじめる年齢お子さんに、ぜひ参考にしてくださいね。
お年玉は「子どものもの」強制貯金はNG
まだ小さいから、自分で上手に買い物できないからと、子どもがお年玉をもらったら、そのまま銀行に預けてしまってはいませんか?これは、子どもの金銭感覚を養うチャンスを、みすみすつぶしてしまうことに他なりません。
お年玉の強制貯金を避けて子どもの満足度をアップ
もらったお年玉の中身を見ることもなく、その価値を知ることもなく、当然のように銀行口座に直行。将来的に子どものために使うのだとしても、これでは、せっかくお年玉をもらっても、子どもにとっては「お金のありがたみ」を感じる暇もありません。もし、最終的に貯金する結果になっても、まずは子どもたち自身にお金を見せ、その価値を説明して話し合うことが必要です。
親子でお年玉貯金の目的を話し会いましょう
大人でも、収入の中からなにかを購入するために貯金したりしますよね。子どもだって同じことです。お年玉は子どもの「収入」ととらえて、もしも貯金をする場合でも、その貯金の目的をなににするのか、親と子どもでよく話し合いましょう。話し合う際には、親はあくまでアドバイザーとして、子どもの意見を尊重してください。あくまで主人公は子どもです。子どもが自分で考えて実践していくことこそ、学びへの道なのです。
貯金は子どもたちの手で行いましょう
貯金をする場合には親が手続きするのではなく、子どもと一緒に銀行に行き、子ども自身の手で貯金をさせるようにしましょう。子ども自身が貯金することでお金をためる実感もわき、毎年増えていく通帳の金額に満足することができるでしょう。実践と実感が満足度を高くして、将来、実際に役に立つ金銭感覚を学ぶ手助けになります。
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お年玉の使い道は、子どもの自身に
お年玉は子どものものです。親としては、いろいろ口出ししたいところですが、お年玉の使い道は、子ども自身に決めさせるようにしましょう。大切なのは「自分で考えて行動することを学ぶ」こと。これが、金銭感覚を養うことにもつながるのです。
お年玉の使い道に口出しをしないようにしよう
お年玉の使い道を子ども自身に考えさせると、「あれも欲しい」「これも欲しい」「これに使いたい」などと、どんどん夢が広がっていきます。親としてはこの段階でいろいろと口出ししたくなるでしょうが、ここであれこれ言って親の意見を押し付けてしまうのはNGです。あくまで子どもの自主性を尊重してあげましょう。大切なことは、まず、自分で考えることなのです。
使い道に失敗しても育つ自信と自主性
親の目からは明らかにダメなお年玉の使い道に思えても、子どもにとっては一生懸命考えて選んでいるのです。たとえ、買ってから失敗だったとしても、自分で選んでの結果なら、良い社会勉強になります。失敗は成功の母。失敗したからこそ、身につくこともあるのです。また、そのときには、どうして失敗したか、どうすれば良かったかなどを話し合うと良いですね。
お年玉(お金)のありがたさを教えてあげよう
世の中の価値はお金だけではありませんが、お金がなくては生活が成り立たない以上、バランスの取れた金銭感覚を養うことは、将来役立つ必須科目のようなものです。お年玉は、子どもたちがたくさんにのお金に接するまたとないチャンス。ぜひこの機会に、世界には、お年玉をもらえないような生活をしている子どもたちが大勢いること、自分は恵まれていることなど、お金のありがたさを教えてあげてください。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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