年長さんになったら、さらにステップアップ
小学校入学が近づく年長さんになったら、小学校のトイレ事情に合わせて、いろいろと練習しておくと良いでしょう。和式トイレしかない学校や、洋式トイレもあるけど、数が少なくて争奪戦になる学校など、その学校によってさまざまなトイレ事情があります。
小学校でのトイレの使い方を教える
洋式トイレがあったとしても、和式トイレがある学校に進学する場合は、やはり和式トイレの使い方をマスターしておくと安心です。和式トイレが使えないと、洋式トイレが全部使用中の場合に我慢しなくてはいけなくなります。また、完全に洋式トイレが整備されている場合でも、学校の説明会や見学日にトイレの確認をしておくと入学後にあわてることがありません。さらに、普段の外出時にもポケットにハンカチを入れて、トイレに行った後の手洗いでハンカチを使用する練習をしておきましょう。
なぜトイレをきれいに使うのかを考えてみる
小学生になると、一人で行動することが増えます。自分でいろいろと考えて行動することも増えるでしょう。なぜ、トイレをきれいに使わなくてはいけないのか、本人の意見を聞いてみてください。お母さんが小さな頃から「次にトイレを使う人が気持ちよく使えるように」と教え続けていた子は、そのように答えるかもしれませんし、さらに自分の考えも教えてくれるかもしれません。トイレをきれいに使う理由がはっきりと分かっている子は、その後もトイレのマナーをしっかりと守り続けることができるのではないかと思います。
小さいうちからたたき込みたいトイレマナー
友だちの家や親戚の家でトイレを借りた際に恥ずかしい思いをしないためにも子どものうちから習慣づけたいものです。
トイレの開け締め
家のトイレだと家族だけなので、トイレを開けたまま用を足したり、用が済んでもそのまま開けっ放しにしたりする子どもがいます。
便座はおろしておく
各家庭によって違いがあるかと思いますが、便座はおろしておきましょう。立って用を足す男の子はこの便座をさげるのを忘れがちになります。
おしっこは便器内に(男の子)
立って用を足す男の子はおしっこが壁や床に飛び散らないように気をつけましょう。飛び散りが心配であれば座りションをさせるのが安心ですね。
トイレットペッパーの無駄遣い
トイレットペーパーは適量を使えるように教えましょう。多い場合はつまりの原因に。少ないとちゃんと拭き取れない可能性があります。
手を拭いたタオルは元の形状に
手を洗った後に水がおちないようにタオルで水分を拭き取りましょう。そしてタオルを使った後は元にあったように整えてください。
スリッパはそろえて脱ぐ
スリッパは使いっぱなしではなく、次の人が履きやすい向きに脱ぎましょう。
トイレの電気は忘れずに消す
日中でもトイレは電気をつけることが多いです。電気をつけた場合は必ず消すのを忘れないように。
ナプキンの後処理も大事(女の子)
使ったナプキンはトイレットペーパーで包むか、ナプキンが包装してあった紙で包みましょう。汚物入れの用意がある場合はそこに捨ててください。汚物入れを使った場合はその家の人に伝えておきましょう。ただし、捨て方については各家庭でポリシーがあるので娘さんにお母さんから教えてあげてください。
おわりに
トイレの使い方をしつけるには、親の根気と伝えかたが重要です。決して叱らず、なぜ汚してはいけないのかを、きちんと説明してあげましょう。なかなかお話を聞いてくれない子でも、きっといつか理解してくれる日が来ます。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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