いじめられていたらどうすればいいの?
実際にいじめられていたらどうすればいいのでしょうか。平成26年度の文部科学省の調査によると、いじめられている本人による訴えでいじめが発覚した割合は約10%のみです。いじめを受けている子ども自身が行動するのを待つだけでは、いじめはなくなりません。子どもができること、親ができること、両方を紹介していきます。
子どもがインターネットで相談できる場所
インターネットが普及している現在では、いじめを受けている子どもがメールなどインターネット上で相談できる場所があります。その一つが『インターネット人権相談受付窓口』です。ここでは、いじめの被害をインターネット上で相談することができます。親にいじめられていることを相談しづらい場合、悩みや苦痛を吐き出せる場所が必要です。子どもにその様な窓口があることを教えてあげましょう。
インターネット人権相談受付窓口 | http://www.jinken.go.jp/ |
子どものサインを見逃さないように
子ども同士の争いや出来心などによりいじめは簡単に起きてしまいます。どの親もなるべく早くいじめに気付いてあげたいと思っているでしょう。そのためには、子どもとのコミュニケーションが大切です。子どもたちのみの学校での生活を知ることは難しいです。そのため、普段から学校以外での子どもの様子や行動をしっかり見ましょう。日頃の様子を知ることで、何か変化があれば早く気付いてあげることができます。また、子どもが話をしやすい環境をつくることが大切です。
子どもの気持ちに寄り添うように
いじめを受けている子どもは身体的にも精神的にも傷ついています。『これ以上苦しみたくない』、『誰にもいじめられていることを知られたくない』、『目立ちたくない』など、ふさぎ込んでしまう傾向にあります。そんなときに親が子ども以上に感情的になってはいけません。子どもが傷つかないよう、子どもの寄り添える場所をつくり、『ここなら大丈夫だよ』と思わせることが大切です。
おわりに
子どもに干渉しすぎる親が増加していると言われる現在ですが、その一方でいじめに気付かず後悔している親も大勢います。子どもがいじめられていたら、親が子どもに寄り添い理解することが大切です。そして、いじめを解決するために連絡・相談をしましょう。ひとりで抱え込むことは、精神的に追い詰められることにつながる場合があります。いじめをなくすためには、被害者の言葉が必要なのです。
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10,8,2歳の男の子のママです。賑やかすぎる毎日を子どもたちと一緒に過ごしています。
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