友達が多い子の特徴【小学生の悩みの対処方法】
小学生のように様々な人間関係が出来てくる時期には、子どもが友達疲れを起こす可能性もあります。そのような時に行う適切な対処とは、どのようなものがあるでしょうか?
自分の好きな事をさせる時間を作る
友達が多い子は、常に友達に囲まれた生活をしています。そのため、知らず知らずのうちに疲労が蓄積されている場合もあるでしょう。
特に、友達が多い子は相手に合わせた行動や、常に相手の気持ちを考えた行動をしているため、「友達疲れ」を起こしている可能性があります。
人に合わせるのではなく、自分の好きな事を優先的にさせてあげる時間を意識的に作ってあげてください。
色んな個性があって色んな友達がいる事を教える
友達が多い子は、どんな子とでも仲良くしなければならないと誤った認識をしているケースもあります。このような場合は、自分と合わない友達がいても普通の事で、色んな個性の友達がいるという事を、教えてあげることが必要かも。
特に、まだ自我が発達していない低学年の頃には、このような悩みによって友達疲れを引き起こしてしまう子もいます。
合わない友達とは無理に遊ばなくても良い事を伝える
先ほども軽く触れましたが、小学校には色々なタイプの子ども達がいて、その子達全てと仲良く遊ばなければならないと思ってしまうと、とても苦しくなってしまいます。そのため、優しくて友達が多い子ほど、合わない友達とは無理に遊ばなくても良いという事を伝えてあげてくださいね。
ただし、合わない友達に対して批判したりいじわるをしたりするのは良くないことだと教えてあげることも、大切です。
おわりに
小学生になると、友達をたくさん作りたいと思っている子は多いはずです。しかし、友達が多い子でも悩んでいるケースはたくさんあります。
もし、子どもが友達疲れを起こしているようなら、今回ご紹介した対処法を参考にしてみてくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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