小学生になって、人間関係を構築していく時期になると、友達が多い子と少ない子に分かれることが多くあります。どの子もみんな様々な性格で、それぞれに良い個性があるのに、なぜ友達が多い子と少ない子がいるのでしょうか?
今回は、友達が多い子の特徴というテーマで、小学生にスポットを当てて見ていきましょう。
友達が多い子の特徴とは?【小学生編】
小学生になり、一緒に過ごす人の規模が大きくなると、人間関係での悩みも多くなるケースがあります。このような環境において、友達が多い子の特徴を見ていきましょう。
優しくて人の嫌がる事をしない子
子どもに限らずかもしれませんが、やはりどんな子にも優しくて人が嫌がりそうな事をしない子には友達が多い傾向がありますよね。
例えば、一人で寂しそうにしている子に対して、一緒に遊ぼうと声をかけてあげたり、困っている子がいたら優しく助けてあげたりができる子は、友達が多いケースが少なくないでしょう。
どんな子とでも一緒に遊ぼうとする子
小学生になると、それまでの人間関係よりも多くの子ども達と接する機会が多くなります。そうなると、色々な個性や性格の子が同じ空間にいる事になり、自分と合わないような子も当然出てきますよね。
しかし、友達が多い子というのは、誰とでもどんな子とでも仲良く遊べるようなタイプの子がめずらしくないという印象があります。
活発で自分の意思をしっかり持っている子
やはり、活発な子は一緒に遊んでいると楽しいですし、色々な遊びを積極的にやろうとするので、他の子からも好かれる傾向があります。
また、他の子の意見に左右されず、自分の意見をはっきり言える子も他の子から信頼され、好かれる場合が多いでしょう。好き嫌いがはっきりしている分、嫌われる事もあるかもしれませんが、性格が分かりやすい分だけ、友達も多く出来る可能性か高いです。
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友達が多い子の特徴は小学生が過ごす家庭が影響?
次に、友達が多い子の特徴は小学生の家庭が関係しているかどうかという点について見て行きましょう。
実は、小学生の子どもは、家庭環境が子どもの性格や友達付き合いに影響を及ぼすと言われているのです。
子どもの人づきあいの見本は両親
子どもにとって、人間関係を構築していく見本となるのは、家族である両親ですよね。そのため、両親の人づきあいを自然と見ている子どもは、それをそのまま自分の友達付き合いにも反映させていきます。
例えば、外交的ではなく、内向的な両親の場合は、子どもも自然と内向的な接し方になる傾向があるのです。
小学生の子どもは親の言葉遣いを真似する
小学生の子どもにとって、人づきあいの方法が両親を見本としているのと同じように、言葉遣いも親の影響をダイレクトに受けます。
そのため、日頃から親が乱暴な言葉遣いをしていたり、人の事を攻撃するような言い回しをしたりしていると、子どもも友達に向かって乱暴な言葉で接するようになり、友達が離れてしまうというケースが多いようです。
親の接し方が小学生の友達付き合いに関係する
子どもが学校で友達と接する時の態度や言葉遣いは、家庭の中で自然と見たり聞いたりしている、両親の態度や言葉遣いがダイレクトに反映されるという事が分かりましたね。
特に、親が子どもに対して言う言葉は、子どもがそのまま受け取るものなので、友達付き合いの見本になってしまいます。そのため、日頃から親は言葉遣いや行動を見られているという事を意識する必要があるでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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